【副腎】皮質・髄質の違いとは？6種類のホルモンも解説します＜看護・医療国家試験＞

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副腎は腎臓の上に位置する臓器で、皮質と髄質に分かれています。副腎を刺激するホルモンを出す部位に関しては、以下の記事を参考にしてください。

ステロイドホルモンを分泌する部位で、ステロイドはコレステロールより合成されます。副腎皮質は3層で構成されて、各層がそれぞれのホルモンを分泌しています。

• 球状層：アルドステロン
• 束状層：コルチゾール
• 網状層：アンドロゲン

RAA（レニン・アンジオテンシン・アルドステロン）系のホルモンで、球状層より分泌される鉱質コルチコイドです。遠位尿細管に働き掛けて水やナトリウムを吸収して循環血漿量を増やし、血圧を上げます。カリウムの排泄も行います。

束状層より分泌される糖質コルチコイドで、ホルモンの中でも有名なコルチゾールは朝に最も分泌されます。その為、プレドニンなどは基本的に朝に飲むことが多いです。代謝以外にもストレスや精神症状などにも関わり、様々な作用を持つので副作用も多岐に渡ります。

網状層で分泌されるホルモンです。アンドロゲンはテストステロンなどを含めた総称で、精巣を持つ男性に多く流れていますが女性にも副腎由来で流れています。生殖器などの発達や男性化（体毛）などの作用を持ちます。

カテコールアミン（ドーパミン・ノルアドレナリン・アドレナリン）を分泌します。アドレナリン受容体に結合して、血圧や心拍数などの交感神経を活性化させる働きを持ちます。