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【α・β】アドレナリン受容体の種類・作用・覚え方について解説します

2021年6月25日

集中治療室で10年以上働き、ブログを起点に医療情報やお役立ち情報を発信しています。医療学生・新卒看護師向けに分かり易く解説するコンテンツも制作しています!国家試験に合格したのに臨床で上手く使えない…と思っている人は結構多いです。折角学習するのに臨床で活かせないのは勿体無いです。効率的・体系的に学びつつ臨床に活かしましょう!

アドレナリン受容体って、どう覚えれば良いかな?

今回は、こんな声に応えていきます。

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当記事で分かること

  • アドレナリン受容体とは
  • 「α・β」の臓器への関連付け方について

アドレナリン受容体とは

自律神経

アドレナリン受容体とは、自律神経の交感神経を優位にする受容体です。神経伝達物質のノルアドレナリンによって刺激されます。その対をなす神経が副交感神経です。

戦闘モードなので、瞳孔を開いてカッと相手を視認し、血圧・心拍数を上げて気管支を広げることで臓器に栄養や酸素を届け、消化管を抑制して排泄を起こさないイメージですかね!

種類・タイプ

受容体は大きく「α」「β」のタイプと、細分化されたサブタイプが存在します。作用が多いので、ざっくりと以下を押さえれば十分だと思います。α₂は無視でも良いかもですね。

  • α1:血管収縮・瞳孔散大・内尿道括約筋収縮など
  • α2:脂肪分解抑制など
  • β1:心収縮力増大・心拍数上昇など
  • β2:平滑筋(気管支・血管)弛緩など
  • β3:排尿筋弛緩など

覚え方

簡単に関連付けた覚え方を紹介します。合わなければ自己流にアレンジしましょう!

α受容体

α

α₁受容体は血管・瞳孔・尿道括約筋を「α」に重ねてイメージすると記憶に残ります。作用は冒頭の画像の通り、戦闘モードをイメージすると良いと思います。

β受容体

β

β受容体はサブタイプ3種類をざっくり覚えます。全て「B」で関連付けてイメージしましょう!作用は兼ね戦闘モードでイメージ可能ですが、血管平滑筋だけ拡張して血圧を下げる方向に働きます。

  1. β₁:Beat(心拍数)・心収縮力
  2. β₂:Breath(呼吸)・Blood Vessels(血管)
  3. β₃:Bladder(膀胱)

カテコールアミン

カテコールアミン合成過程

生体では副腎髄質ホルモンとして、カテコールアミンが産生されます。これらは天然(内因性)カテコールアミンと言われています。

  • ドパミン
  • ノルアドレナリン
  • アドレナリン

合成(外因性)カテコールアミンは次の通りです。

  • ドブタミン
  • イソプレナリン

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薬理作用

カテコールアミン・作用

アドレナリン受容体に作用する薬剤は多種多様です。ここではカテコールアミンに絞って、アドレナリン受容体を「刺激」する薬剤をざっくりと解説していきます。

ドパミン

イノバン®・カタボン®などの商品名で代表され、投与量によって作用する受容体が変化します。

  • 低用量:ドパミン受容体(D)のD₁作用による腎臓などの血管を拡張することで、血流増加・利尿作用を及ぼす
  • 中用量:β₁作用による心拍数・心拍出量を上昇させる効果を持つ
  • 高用量:α₁作用による血管収縮を起こす

ノルアドレナリン

血管拡張による低血圧を起こす敗血症では第一選択薬となります。

  • α₁作用による強力な血管収縮を起こす
  • β作用は弱め又は無し

アドレナリン

心肺停止・重症気管支喘息・ショックなどの他、鼻出血などでも用いられます。静脈注射以外に、筋肉注射・外用薬などとしても使用され、用法に気を付けたい薬剤です。

エピネフリンと同義で、ボスミン®などの商品が代表的です。

  • α・β作用によって血管収縮・気管支拡張・心拍数上昇・心収縮力増強などが期待される

ドブタミン

商品名はドブトレックス®・ドブポン®などが代表的です。

  • β₁作用によって心拍数上昇・心収縮力増強などが期待される

イソプレナリン・イソプロテレノール

商品名はプロタノール®などで、非選択的にβ₁・β₂受容体を刺激します。特に心拍数を上昇させるので、喘息では選択的にβ₂を刺激する薬剤を用いることが一般的です。

  • β₁・β₂作用による心拍数上昇・心収縮力増強・平滑筋(気管支・血管)弛緩などが期待される

今回は「アドレナリン受容体」について解説しました。

まとめ

  • まずは交感神経・副交感神経を押さえよう!
  • 受容体は「α」・「β」に関連付けてイメージしよう!

 

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