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ベーチェット病とは?診断・症状・治療などについて<看護師国家試験>

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集中治療室で10年以上働き、ブログを起点に様々な情報を発信しています。臨床や投資、お金の知識を基に、専門書やガイドラインなどでリサーチをしてから執筆中!Web関連、看護、お金、職場環境の情報などを発信しています。

・ベーチェット病?

・病態とか色々知りたいな!

今回は、こんな声に応えていきます。

この記事は看護学生・新卒看護師は勿論、未経験領域に臨む臨床看護師にも通ずる基礎内容ですので参考にどうぞ!筆者の経験以外に専門書やガイドラインなどでデータや事実を確認してから執筆しています。

国家試験範囲ですので、学科試験内容にも含まれます。国家試験合格率は全国平均で90%程度です。単位を落とすと学費が余計に掛かってしまいます。

この記事は国家試験範囲(+α)程度の内容に絞って、突っ込んだ内容はなるべく別記事でしています。是非参考にして「単位取得」「合格」に役立ててくださいね。

本記事の内容について

  • ベーチェット病とは
  • 診断について
  • 症状や治療とは

1.ベーチェット病の病態・好発について

ベーチェット病(Behçet's disease)は原因不明の自己免疫疾患の一種で、全身に炎症を起こす疾患です。生命予後は良好ですが、特殊病型は重症化し易いです。

好発

アジア・中近東などのシルクロード沿いの地域で好発すると報告されています。自己免疫疾患ですが、発症に男女差が無いのも特徴的です。

  • 地域:シルクロード
  • 男女差無し(20~40歳)
  • 重症例:男性>女性

2.ベーチェット病の症状・検査について

症状

症状は多様で、前述した通り主症状・副症状に分けられます。診断の基準として、厚生労働省ベーチェット病診断基準(2016年小改訂)が用いられています。

眼・口・外陰部・皮膚の4大症状と、神経・関節・消化器・血管などの副症状によって病型が分けられています。

  • 完全型:全主症状(眼・口・皮膚・外陰部)
  • 不完全型:主症状・副症状を幾つか満たす
  • 特殊型:上記+臓器症状(腸管・神経・血管型ベーチェット病)

>主症状

4種類の主症状で頻度が高いのは口腔内アフタ性潰瘍(9割程度)と外陰部潰瘍(8割程度)で、初発症状となることが多いです。

ベーチェット病主症状

  • 眼症状:ぶどう膜と呼ばれる組織が炎症を起こして時に失明します
  • 口腔内症状:円形・楕円形の周囲が赤く潰瘍部が白色の「アフタ」を形成します
  • 外陰部症状:陰嚢・陰唇などに好発して疼痛を伴います
  • 皮膚症状:結節性紅斑が最も頻度が高く、硬結・有痛性で下腿に好発します

>副症状

ベーチェット病副症状

  • 関節炎:変形・硬直は伴わないです
  • 精巣上体炎
  • 消化器病変:回盲部潰瘍を代表とします
  • 血管病変:動脈疾患・血栓症など
  • 中枢神経病変:髄膜炎・脳炎など

>検査

検査

  • 針反応:針で皮膚を刺すと発赤・膿を呈します
  • 炎症反応:赤血球沈降速度・C反応性蛋白など
  • 遺伝因子:HLA-B51陽性(6割程度)
  • 生検:病理組織

HLA

ヒト白血球抗原(HLA:Human Leukocyte Antigen)で、白血球の血液型です。白血球以外の型も発見され、通常HLAと呼ばれます。臓器移植などで耳にする言葉です。

3.ベーチェット病の治療について

治療

  • 副腎皮質ステロイド:結節性紅斑・口腔内アフタ性潰瘍(外用薬)・眼病変(点眼)など
  • コルヒチン:皮膚・関節炎など
  • NSAIDs:鎮痛
  • 免疫抑制薬・生物学的製剤(DMARDs):眼病変

薬剤

  • コルヒチン:痛風でも使われる薬剤で炎症性サイトカインを抑制しますが、毒性が強く消化器症状・奇形児などの副作用を抱えます
  • 疾患修飾性抗リウマチ薬( DMARDs:Disease Modifying Anti Rheumatic Drugs):免疫反応に作用して炎症・進行を抑えます

今回は「ベーチェット病」について解説しました。

まとめ

  • 男女差は無く、20~40歳で好発し男性は重症化し易いとされます
  • 主症状「4」種類、特にアフタ・外陰部(皮膚)潰瘍は起き易いです
  • 副症状では消化器・血管・中枢神経が重症化し易いです
  • HLAが遺伝的要因で6割程度認めます
  • 治療は対症療法で、ステロイド・コルヒチンなどを用います

参考Web

*ベーチェット病の皮膚粘膜病変診療ガイドライン

*厚生労働省ベーチェット病診断基準

今回は以上になります。参考になれば幸いです。

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