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Nursing

【解剖】消化器官の構造・機能・長さ・働きについて<看護師国家試験>

2020年10月7日

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集中治療室で10年以上働き、ブログを起点に様々な情報を発信しています。臨床や投資、お金の知識を基に、専門書やガイドラインなどでリサーチをしてから執筆中!Web関連、看護、お金、職場環境の情報などを発信しています。

・消化器官の構造って?

・図を見ながら見ていきたいな!

今回は、こんな声に応えていきます。

この記事は看護学生・看護師は勿論、その他の医療学生・関係者にも通ずる基礎内容です。専門書やガイドラインなどでデータや事実を確認してから執筆しています。学科試験・国家試験・予習復習などに役立ててください!

当記事で分かること

  • 口腔~肛門までの構造について
  • 各臓器の特徴など

消化器官の構造について

いつも食事で使っている消化器官について見ていきましょう!

消化管

口腔

口腔では唾液腺により唾液が分泌されます。ムチンやデンプンを分解するアミラーゼが含まれています。咀嚼をして咽頭を経由し、食道に運ばれます。

  • 舌下線
  • 顎下腺
  • 顎下腺
ムチン?

ムチンは粘膜を守り、バリア機能や保水力を持ちます。「涙」などにも含まれています。糖質や糖類については「コチラ」で解説しています。

また、咀嚼した食塊を嚥下した際は、食道を通る際に鼻腔や喉頭に入らない様に塞がります。

食道

食道は成人で25㎝程度で、第6頸椎(C6)の高さで始まり、第11胸椎(Th11)付近で終わります。特徴は以下の通りです。

  • 3層構造(粘膜・筋層・外膜)
  • 漿膜が無く、癌が外側に浸潤し易いです。

生理的狭窄部

  • C6:食道開口部
  • Th4-5:大動弓・気管分岐部
  • Th10-11:食道裂孔部(横隔膜)

胃の解剖について

食道より噴門を通過し、胃に入ります。胃の構造は、大別して「3」つに分けられます。

  • 胃底部
  • 胃体部
  • 幽門部

胃の上皮組織は分泌機能を担う単層円柱上皮です。筋層が3層になっているのも特徴的です。

  • 内斜筋
  • 中輪筋
  • 外縦筋

胃腺が粘膜に存在し、胃小窩と言う凹部分より分泌されます。胃液の大半は塩酸で、殺菌作用や消化酵素と反応して食物を粥状に溶かします。

*上皮組織について

胃腺の種類は以下の通りです。

胃腺

噴門腺 胃底腺 幽門腺
粘液細胞 主・副・壁細胞 粘液・G細胞
粘液 下表参照 粘液・ガストリン分泌
  • 粘液:胃粘膜保護作用を持ちます。
  • ガストリン:主細胞や壁細胞に作用してたり、胃運動を刺激したりします。

胃底腺

主細胞 副細胞 壁細胞
ペプシノゲン 粘液 塩酸・内因子
  • ペプシノゲン:ペプシンの前駆物質です。胃酸(塩酸)によりペプシンに変化し、タンパク質を分解します。
  • 内因子:ビタミンB12を吸収促進する因子で、ビタミンB12が欠乏すると神経障害・巨赤芽球性貧血などを呈します。

動脈分布について

胃の動脈は、腹部大動脈より腹腔動脈に派生し、更に腹腔動脈より枝分かれして左右胃動脈や短胃動脈、左右胃大網動脈に分布して胃を栄養します。

胃動脈

小腸

  • 十二指腸
  • 空腸
  • 回腸

十二指腸はその名の通り指12本分程度の大きさで、25cm程度です。横には膵臓が収まっています。ファーター(Vater)乳頭より主膵管と総胆管に分かれています。

栄養や水分の大部分を吸収します。6m程度と長く多数の輪状ひだを持ち、腸絨毛や微絨毛が効率液に水分を吸収しています。

十二指腸について

空腸と回腸の境界は明確には区別されず、前半2/5程度が空腸で後半3/5程度が回腸に相当します。

トライツ(Treitz)靭帯は空腸起始部の十二指腸空腸曲を横隔膜に固定しています。空腸と回腸は後腹膜に固定されず、腸間膜によりぶら下がった形で可動性が大きいです。

後腹膜臓器

  • 十二指腸・膵臓
  • 腎臓・副腎・尿管
  • 上行・下行結腸)
  • 直腸
  • 下大静脈・大動脈

大腸

回腸を経て盲腸に到達します。この部分を回盲部と言います。盲腸には虫垂が付いています。大腸は3区画に分かれます。

  • 盲腸
  • 結腸
  • 直腸

結腸は「上行」、「横行」、「下行」、「S状」と続き、直腸・肛門に終わります。横行結腸とS状結腸は腸間膜を持ちます。

大腸の解剖について

動脈分布

腹部大動脈から分岐した上腸間膜動脈(SMA)と下腸間膜動脈(IMA)で栄養されます。図には載っていませんが、直腸の一部は内腸骨動脈で栄養されます。

  • SMA:小腸・大腸(1/2)を栄養しています。SMAが血栓で詰まると広範囲に壊死を起こし高率で死に至ります。救命後も小腸(栄養・水分吸収)の機能を失うので生涯点滴が必要になります。
  • IMA:大腸(1/2)・一部直腸を栄養しています。

大腸の栄養血管について

今回は「消化器官」の解剖をメインにして解説しました。

まとめ

  • 唾液腺は「3」つ!
  • 唾液にはムチンとアミラーゼが含まれます
  • 食道の生理的狭窄部位も「3」つ!
  • 胃は「3」層・「3」腺・「3」細胞!
  • 小腸も「3」構成で、栄養や水分の大部分を吸収します
  • 大腸も「3」構成です
  • 腸間膜を持ち可動性に富むのは空腸、回腸、横行結腸、S状結腸の「4」つです
  • 上部消化管(胃など)は腹腔動脈を押さえよう
  • 下部消化管(腸など)は上下腸間膜動脈と内腸骨動脈を押さえよう
今回は以上になります。参考になれば幸いです。

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