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Nursing

【解剖】消化器官の構造・機能・長さ・働きについて<看護師国家試験>

2020年10月7日

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集中治療室で10年以上働き、ブログを起点に様々な情報を発信しています。臨床や投資、お金の知識を基に、専門書やガイドラインなどでリサーチをしてから執筆中!Web関連、看護、お金、職場環境の情報などを発信しています。

・消化器官の構造って?

・図を見ながら見ていきたいな!

今回は、こんな声に応えていきます。

国家試験の合格率は全国平均で90%程度です。また、単位を落とすと学費が余計に掛かって避けたいところです。国家試験範囲と言うことは学科試験内容にも含まれます。

この記事は国家試験範囲(+α)程度の内容に絞って、突っ込んだ内容はなるべく別記事でしています。是非参考にして「合格」に役立ててくださいね。

この記事は、筆者の経験以外に専門書やガイドラインなどでデータや事実を確認してから執筆しています。

経験談

私は授業で寝ていることも多かったですが、実習が始まると予習・復習は行っていました。そんな勉強法で、国家試験前に実習範囲外の部分と過去問などを学習する程度で時間にも余裕が出来ました。

実習での学習は非常に効率的なので、かなりオススメします。インプットだけだと、いまいち記憶に残りません。

本記事の内容について

・口腔~肛門までの構造について

・各臓器の特徴など

消化器官の構造について

いつも食事で使っている消化器官について見ていきましょう!

消化管の解剖について

>口腔

  • 口腔

    口腔では唾液腺により唾液が分泌されます。舌下線・顎下腺・耳下腺の3種類が存在し、ムチンやアミラーゼが含まれています。アミラーゼは有名ですね!デンプンを分解してくれます。咀嚼をして咽頭を経由し、食道に運ばれます。

    ムチン?

    嚥下について

    ムチンは多糖類で、粘膜を守りバリア機能や保水力を持ちます。「涙」などにも含まれています。糖質や糖類については「コチラ」で解説しています。

    また、咀嚼した食塊を嚥下した際は、食道を通る際に鼻腔や喉頭に入らない様に塞がります。

    >食道

  • 食道

    食道は成人で25㎝程度で、第6頸椎(C6)の高さで始まり、第11胸椎(Th11)付近で終わります。粘膜・筋層・外膜の3層で構成され、腹膜・胸膜・心膜などに相当する漿膜を持たず、癌が生じると外側に浸潤し易いです。

    生理的狭窄部

    C6:食道開口部

    Th4-5:大動弓・気管分岐部

    Th10-11:食道裂孔部(横隔膜)

    >胃

  • 胃の解剖について

    食道より噴門を通過し、胃に入ります。胃の構造は、大別して胃底部・胃体部・幽門部の「3」つに分けられます。胃の上皮組織は単層円柱上皮で、この「粘膜層」と内斜筋・中輪筋・外縦筋で構成される「筋層」、更に「漿膜層」の3層になります。

    筋層では、中輪筋が一番厚いです。上皮が連なり、胃小窩と言う凹部分を形成して胃腺が開口します。胃液の大半は塩酸で、殺菌作用や消化酵素と反応して食物を粥状に溶かします。

    各部位の上皮組織(構造)は覚えていますか?詳しくは「コチラ」!

    胃腺の種類は以下の通りです。

    胃腺

    噴門腺 胃底腺 幽門腺
    粘液細胞 主細胞・副細胞・壁細胞 粘液細胞
    粘液 下表参照 粘液・ガストリン分泌

    粘液:胃粘膜保護作用を持ちます。

    ガストリン:壁細胞に作用して胃酸分泌を促進させたり、胃運動を刺激します。

    胃底腺

    主細胞 副細胞 壁細胞
    ペプシノゲン 粘液 塩酸・内因子

    ペプシノゲン:ペプシンの前駆物質です。胃酸(塩酸)によりペプシンに変化し、タンパク質を分解します。

    内因子:ビタミンB12を吸収促進する因子で、ビタミンB12が欠乏すると神経障害・巨赤芽球性貧血などを呈します。

    動脈分布について

    胃の動脈は、腹部大動脈より腹腔動脈に派生し、更に腹腔動脈より枝分かれして左右胃動脈や短胃動脈、左右胃大網動脈に分布して胃を栄養します。

    胃動脈について>小腸

  • 小腸

    最初の図の通り、小腸は十二指腸・空腸・回腸で構成されます。栄養や水分の大部分を吸収します。6m程度と長く多数の輪状ひだを持ち、腸絨毛や微絨毛が効率液に水分を吸収しています。腸腺にはパネート細胞が存在し、腸液を分泌します。

    腸絨毛について

    十二指腸はその名の通り指12本分程度の大きさで、25cm程度です。横には膵臓が収まっています。ファーター(Vater)乳頭より主膵管と総胆管に分かれています。

    十二指腸について

    空腸と回腸の境界は明確には区別されず、前半2/5程度が空腸で後半3/5程度が回腸に相当します。トライツ(Treitz)靭帯は空腸起始部の十二指腸空腸曲を横隔膜に固定しています。空腸と回腸は後腹膜に固定されず、腸間膜によりぶら下がった形で可動性が大きいです。

    後腹膜臓器

    ・膵臓

    ・腎臓

    ・副腎

    ・十二指腸(球部以外)

    ・上行結腸(下行結腸)

    ・直腸

    など

    後腹膜臓器について
  • 大腸

    >大腸

    回腸を経て盲腸に到達します。この部分を回盲部と言います。盲腸には虫垂が付いています。大腸は2m弱で、層は粘膜・筋層・漿膜で構成され、大きく分けると「盲腸」、「結腸」、「直腸」の3区画です。

    結腸は「上行」、「横行」、「下行」、「S状」と続き、直腸より肛門に終わります。横行結腸とS状結腸は腸間膜を持ちます。

    大腸の解剖について

    動脈分布について

    腹部大動脈から分岐した上腸間膜動脈(SMA)と下腸間膜動脈(IMA)で栄養されます。図には載っていませんが、直腸の一部は内腸骨動脈で栄養されます。

    SMA:小腸・大腸(1/2)を栄養しています。SMAが血栓で詰まると広範囲に壊死を起こし高率で死に至ります。救命後も小腸(栄養・水分吸収)の機能を失うので生涯点滴が必要になります。

    IMA:大腸(1/2)・一部直腸を栄養しています。

    大腸の栄養血管について

今回は「消化器官」の解剖をメインにして解説しました。

まとめ

・唾液腺は「3」つ!

・唾液にはムチンとアミラーゼが含まれます

・食道の生理的狭窄部位も「3」つ!

・胃も大別すると「3」構造で、「3」層、「3」腺、「3」細胞!

・小腸も「3」構成で、栄養や水分の大部分を吸収します

・大腸も「3」構成です

・腸間膜を持ち可動性に富むのは空腸、回腸、横行結腸、S状結腸の「4」つです

・上部消化管(胃など)は腹腔動脈を押さえよう

・下部消化管(腸など)は上下腸間膜動脈と内腸骨動脈を押さえよう

今回は以上になります。参考になれば幸いです。

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