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悪性リンパ腫・(非)ホジキンリンパ腫とは?<看護師国家試験>

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集中治療室で10年以上働き、ブログを起点に様々な情報を発信しています。臨床や投資、お金の知識を基に、専門書やガイドラインなどでリサーチをしてから執筆中!Web関連、看護、お金、職場環境の情報などを発信しています。

・ホジキンリンパ腫って?

・白血病と違うの?

今回は、こんな声に応えていきます。

この記事は看護学生・看護師は勿論、その他の医療学生・関係者にも通ずる基礎内容です。専門書やガイドラインなどでデータや事実を確認してから執筆しています。学科試験・国家試験・予習復習などに役立ててください!

本記事の内容について

  • リンパ系腫瘍について
  • Hodgkinリンパ腫と非Hodgkinリンパ腫について

Hodgkinホジキンリンパ腫・非Hodgkinホジキンリンパ腫について

リンパ系腫瘍について

造血器腫瘍は複雑で分かり難く、色々な分類・病態で分かれています。よく耳にする以下の二点の違いは次の通りです。

  • リンパ性白血病:骨髄・末梢血に白血病細胞を認めます。
  • 悪性リンパ腫:リンパ節などで増殖することで腫瘤を形成します。また、トーマス・ホジキンが発見したHodgkinリンパ腫と非Hodgkinリンパ腫に分かれます。

>Hodgkinリンパ腫(HL)

HL(Hodgkin's Lymphoma)は比較的予後が良好で、Hodgkin細胞・Reed Sternbergリードスタンバーグ細胞などと言った特徴的な細胞を認める腫瘍です。頸部などのリンパ節腫脹やB症状と呼ばれる発熱・寝汗・体重減少などを呈します。寝汗は着替えなどを要す量で、「盗汗とうかん」とも言われます。日本では比較的症例は少なく、治療は化学療法・放射線療法などを行います。

治療方針を決める際に、病期分類としてAnn Arbor(アン・アーバー)分類を用います。

  • Ⅰ期:リンパ節腫脹が1ヶ所に限局する
  • Ⅱ期:横隔膜を境にして片側にリンパ節腫脹が2箇所以上認める
  • Ⅲ期:横隔膜を境にして両側にリンパ節腫脹が2箇所以上認める
  • Ⅳ期:リンパ節以外に瀰漫びまん性に浸潤している

*その他B症状の有無なども指標になります。NHLでも用いられます。

Ann Arbor(アン・アーバー)分類

AnnArbor分類

>非Hodgkinリンパ腫(NHL)

NHL(Non Hodgkin's Lymphoma)はリンパ系腫瘍の9割以上を占めるとされます。例えば、以下の疾患などが挙げられます。

  • 慢性リンパ性白血病(CLL:Chronic Lymphocytic Leukemia)
  • 急性リンパ性白血病(ALL:Acute Lymphocytic Leukemia)
  • 成人T細胞白血病・リンパ腫(ATLL:Adult T-cell Leukemia Lymphoma)

多くのリンパ系腫瘍は非Hodgkinリンパ腫に含まれるので、多彩な病型・治療が存在します。一般的に分子標的薬のリツキシマブを筆頭に、R-CHOP療法(多剤併用化学療法)や放射線療法などが行われます。

分子標的薬とは

特定の蛋白質などの分子をターゲットにする薬剤で、比較的健常な細胞を傷害し難い設計になっています。

予後

国際予後指標(IPI:International Prognostic Index)などが用いられています。項目の該当数が多いほど予後不良となります。

  1. 年齢>60歳
  2. 血清LDL>正常値
  3. 病期≧Ⅲ期
  4. 節外病変≧2箇所
  5. Performance Status(PS)≧2

PS

PSは褥瘡の評価などでも用いられる指標で、以下の通りです。

  • 0:全く問題無く発症前と同じ日常生活を行える
  • 1:激しい運動は制限されるが、軽作業などは問題無く行える
  • 2:歩行や身の回りのことは行えるが軽作業は行えず、日中の50%以上はベッドから離れている
  • 3:限られた身の回りのことを行え、日中の50%以上はベッド・椅子で過ごす
  • 4:全く動けず介助を要し、完全にベッド・椅子で過ごす

今回は「悪性リンパ腫」について解説しました。

まとめ

  • HLは日本では少なく予後は良好です
  • HLの特徴は、細胞・頸部腫瘤・B症状(発熱・盗汗・体重減少)などです
  • 悪性リンパ腫はAnn Arbor分類などで治療方針を決めます
  • NHLは多彩な疾患が含まれ、病態・治療も様々です
  • リツキシマブは分子標的薬の一種で、B細胞に働き掛けます
今回は以上になります。参考になれば幸いです。

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