質問・要望など

Mail」又は「Twitter@liberal_nurse」のDMまでお気軽にどうぞ^^v

Nursing

【図解】肝臓の解剖学的位置・機能・働きなどについて<看護師国家試験>

アバター

集中治療室で10年以上働き、ブログを起点に様々な情報を発信しています。臨床や投資、お金の知識を基に、専門書やガイドラインなどでリサーチをしてから執筆中!Web関連、看護、お金、職場環境の情報などを発信しています。

肝臓の解剖って?

門脈って何?

どう言う役割なの?

今回は、こんな声に応えていきます。

国家試験の合格率は全国平均で90%程度です。また、単位を落とすと学費が余計に掛かって避けたいところです。国家試験範囲と言うことは学科試験内容にも含まれます。

この記事は国家試験範囲(+α)程度の内容に絞って、突っ込んだ内容はなるべく別記事でしています。是非参考にして「合格」に役立ててくださいね。

この記事は、筆者の経験以外に専門書やガイドラインなどでデータや事実を確認してから執筆しています。

経験談

私は授業で寝ていることも多かったですが、実習が始まると予習・復習は行っていました。そんな勉強法で、国家試験前に実習範囲外の部分と過去問などを学習する程度で時間にも余裕が出来ました。

実習での学習は非常に効率的なので、かなりオススメします。インプットだけだと、いまいち記憶に残りません。

本記事の内容について

・肝臓の特徴など

・画像で解説する構造について

・肝臓の機能とは

肝臓の機能や位置、働きなどを見てみよう!

「沈黙の臓器」と呼ばれる肝臓について見ていきましょう。

>特徴

正常な肝臓の主な特徴は以下の通りです。

  1. 重さ:1.0~1.5Kg程度
  2. 血流:門脈70%程度・肝動脈30%程度
  3. 再生能力:ある程度までは切除しても元に戻ります
  4. 予備能力:普段は3割程度の能力で処理しています

肝臓の特徴について

静脈血が7割?血液の流れって?

そうなんです!後述しますが、肝臓は栄養などを初め、様々な代謝に関わっています。腸管から吸収した栄養素などを門脈を介して代謝していきます。

門脈は上下腸間膜静脈と脾静脈の3つの静脈が合流したところです。動脈の流れは後述します。以下は門脈に合流するまでの流れです。

門脈系

・上腸間膜静脈:胃・小腸・上行結腸・横行結腸

・下腸間膜静脈:下行結腸・S状結腸・直腸

・脾静脈:脾臓・胃・膵臓

>解剖

図を見て覚えていきましょう!膵臓・肝臓・胆嚢について場所:横隔膜直下

肝小葉:肝細胞が集まった単位で、更に肝小葉が集まることで肝臓を形成しています。肝小葉は六角形の形をしています。

三つ組とは

各肝小葉に分け隔てている部分をグリソン鞘と呼びます。グリソン鞘には小葉間胆管、小葉間動脈、小葉間静脈、リンパ管などが通っています。これらリンパ管を除いた3つを「(門脈・肝)三つ組」と言います。血液は中心静脈に向かって流れますが、胆汁はグリソン鞘に向かって流れます。肝臓の構成について

左葉・右葉

解剖学的には「肝鎌状間膜(肝円索)」で左右に分かれます。臨床・機能的には胆嚢の底と下大静脈を繋ぐ「カントリー線」で分けられます。肝臓の解剖について

*イラスト素材:看護roo!

カロー三角

カロー三角:胆管は、肝下面より左右肝管>総肝管>胆嚢・胆嚢管>総胆管と分岐していきます。肝下面・胆嚢管・総胆管を結んだトライアングルを「カロー三角」と言います。手術の際に目印となり、胆嚢動脈の存在する領域になります。大動脈>腹腔動脈>固有肝動脈>胆嚢動脈と分岐します。

カロー三角

>肝臓の機能とは

大きく分けると以下の通りです。全て代謝に関わっています。

・代謝

・解毒

・胆汁

では、見ていきましょう。

代謝

栄養素

糖質:ブドウ糖を肝臓にグリコーゲンとして貯蔵します。血糖値の低下によりグルコースに戻して血中に放ちます。

脂質:脂質の合成やコレステロールの代謝により胆汁酸を生成します。

蛋白質:アミノ酸代謝によりアルブミンの生成や凝固機能の低下などを認めます。また、アンモニアを尿素に解毒化出来なくなると肝性脳症となります。

その他

・間接ビリルビンをグルクロン酸縫合により、直接ビリルビンにします。

・ビタミンDを代謝したり、ホルモンに関わります。女性化乳房ではエストロゲンの分解能低下によります。

解毒

アルコール・薬物・毒素などを代謝して解毒することで、有害な症状などを防いでくれています。

胆汁

胆汁の効果は何でしたっけ?「コチラ」の消化酵素とホルモンの記事に詳しく載せています。代謝で生じた胆汁酸やコレステロール、ビリルビンなどで作られ、胆嚢に貯蔵されたり十二指腸に排泄されます。これが腸内で代謝されることで、便が茶色になります。

ビリルビン代謝


今回は「肝臓」の解剖などを解説しました。

まとめ

・重さは1Kg強で再生能力や予備能力に長け、血流が多いです

>その為、症状が出た頃には進行していることが多く、「沈黙の臓器」と言われます

・門脈は「3」つの静脈の合流地点です

・肝臓は肝小葉が集まって構成されています

・グリソン鞘には(小葉間)動静脈と胆管及びリンパ管などが存在します

・血液は中心静脈に流れ、胆汁はグリソン鞘に流れていきます

・横隔膜直下に在り、「肝鎌状間膜」や「カントリー線」で左右に分けられます

・カロー三角はトライアングル内に胆嚢動脈が入る目印となります

・肝臓は多種多様な代謝を初め、解毒・胆汁生成などを行っています

今回は以上になります。参考になれば幸いです。

お勧めの記事などを以下に貼っています。疑問、質問、要望などは「Mail」又は「Twitter@liberal_nurse」のDMまでお気軽にどうぞ^^v

 

国家試験まとめ

お勧めの厳選書籍は「コチラ」です。専門書は高いので、ちょっとした質問などは「Mail」又は「Twitter@liberal_nurse」のDMまでお気軽にどうぞ^^v

Nursing

2020/10/25

胃癌の症状・転移・手術などを12枚の画像で解説します<看護師国家試験>

Nursing

2020/10/25

胃切除術後・ダンピング症候群の合併症と食事について<看護師国家試験>

Nursing

2020/10/24

周術期の役割とは?ドレーン・体温管理などについて<看護師国家試験>

Nursing

2020/10/24

【ピロリ菌】胃・十二指腸潰瘍の原因・治療・食事など<看護師国家試験>

Nursing

2020/10/24

【肝細胞癌】原発性・転移性肝癌の症状・検査・治療など<看護師国家試験>

レビュー

Amazon:看護師・看護学生のためのレビューブック2021

QB【必修】

Amazon:クエスチョン・バンク Select必修2021 看護師国家試験問題集

QB

Amazon:クエスチョン・バンク 看護師国家試験問題解説2021

  • 執筆者
  • 最新記事
アバター

集中治療室で10年以上働き、ブログを起点に様々な情報を発信しています。臨床や投資、お金の知識を基に、専門書やガイドラインなどでリサーチをしてから執筆中!Web関連、看護、お金、職場環境の情報などを発信しています。

-Nursing

© 2020 Liberal Nurse -リベラルナース-