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【図解】肝臓の解剖学的位置・機能・働きなどについて<看護師国家試験>

2020年10月13日

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集中治療室で10年以上働き、ブログを起点に様々な情報を発信しています。臨床や投資、お金の知識を基に、専門書やガイドラインなどでリサーチをしてから執筆中!Web関連、看護、お金、職場環境の情報などを発信しています。

肝臓の解剖って?

門脈って何?

どう言う役割なの?

今回は、こんな声に応えていきます。

この記事は看護学生・新卒看護師は勿論、未経験領域に臨む臨床看護師にも通ずる基礎内容ですので参考にどうぞ!筆者の経験以外に専門書やガイドラインなどでデータや事実を確認してから執筆しています。

国家試験範囲ですので、学科試験内容にも含まれます。国家試験合格率は全国平均で90%程度です。単位を落とすと学費が余計に掛かってしまいます。

この記事は国家試験範囲(+α)程度の内容に絞って、突っ込んだ内容はなるべく別記事でしています。是非参考にして「単位取得」「合格」に役立ててくださいね。

本記事の内容について

・肝臓の特徴など

・画像で解説する構造について

・肝臓の機能とは

肝臓の機能や位置、働きなどを見てみよう!

「沈黙の臓器」と呼ばれる肝臓について見ていきましょう。

>特徴

正常な肝臓の主な特徴は以下の通りです。

  1. 重さ:1.0~1.5Kg程度
  2. 血流:門脈70%程度・肝動脈30%程度
  3. 再生能力:ある程度までは切除しても元に戻ります
  4. 予備能力:普段は3割程度の能力で処理しています

肝臓の特徴について

静脈血が7割?血液の流れって?

そうなんです!後述しますが、肝臓は栄養などを初め、様々な代謝に関わっています。腸管から吸収した栄養素などを門脈を介して代謝していきます。

門脈は上下腸間膜静脈と脾静脈の3つの静脈が合流したところです。動脈の流れは後述します。以下は門脈に合流するまでの流れです。

門脈系

・上腸間膜静脈:胃・小腸・上行結腸・横行結腸

・下腸間膜静脈:下行結腸・S状結腸・直腸

・脾静脈:脾臓・胃・膵臓

>解剖

図を見て覚えていきましょう!膵臓・肝臓・胆嚢について場所:横隔膜直下

肝小葉:肝細胞が集まった単位で、更に肝小葉が集まることで肝臓を形成しています。肝小葉は六角形の形をしています。

三つ組とは

各肝小葉に分け隔てている部分をグリソン鞘と呼びます。グリソン鞘には小葉間胆管、小葉間動脈、小葉間静脈、リンパ管などが通っています。これらリンパ管を除いた3つを「(門脈・肝)三つ組」と言います。血液は中心静脈に向かって流れますが、胆汁はグリソン鞘に向かって流れます。肝臓の構成について

左葉・右葉

解剖学的には「肝鎌状間膜(肝円索)」で左右に分かれます。臨床・機能的には胆嚢の底と下大静脈を繋ぐ「カントリー線」で分けられます。肝臓・胆嚢・膵臓の解剖について

カロー三角

カロー三角:胆管は、肝下面より左右肝管>総肝管>胆嚢・胆嚢管>総胆管と分岐していきます。肝下面・胆嚢管・総胆管を結んだトライアングルを「カロー三角」と言います。手術の際に目印となり、胆嚢動脈の存在する領域になります。大動脈>腹腔動脈>固有肝動脈>胆嚢動脈と分岐します。

カロー三角

>肝臓の機能とは

大きく分けると以下の通りです。全て代謝に関わっています。

・代謝

・解毒

・胆汁

では、見ていきましょう。

代謝

栄養素

糖質:ブドウ糖を肝臓にグリコーゲンとして貯蔵します。血糖値の低下によりグルコースに戻して血中に放ちます。

脂質:脂質の合成やコレステロールの代謝により胆汁酸を生成します。

蛋白質:アミノ酸代謝によりアルブミンや凝固因子の生成を行います。

その他

・間接ビリルビンをグルクロン酸縫合により、直接ビリルビンにします。

・ビタミンDを代謝したり、ホルモンに関わります。女性化乳房ではエストロゲンの分解能低下によります。

解毒

アルコール・薬物・毒素などを代謝して解毒することで、有害な症状などを防いでくれています。蛋白質の代謝で生じたアンモニアを、尿素に代謝して解毒します。

胆汁

胆汁の効果は何でしたっけ?「コチラ」の消化酵素とホルモンの記事に詳しく載せています。代謝で生じた胆汁酸やコレステロール、ビリルビンなどで作られ、胆嚢に貯蔵されたり十二指腸に排泄されます。これが腸内で代謝されることで、便が茶色になります。

ビリルビン代謝


今回は「肝臓」の解剖などを解説しました。

まとめ

・重さは1Kg強で再生能力や予備能力に長け、血流が多いです

>その為、症状が出た頃には進行していることが多く、「沈黙の臓器」と言われます

・門脈は「3」つの静脈の合流地点です

・肝臓は肝小葉が集まって構成されています

・グリソン鞘には(小葉間)動静脈と胆管及びリンパ管などが存在します

・血液は中心静脈に流れ、胆汁はグリソン鞘に流れていきます

・横隔膜直下に在り、「肝鎌状間膜」や「カントリー線」で左右に分けられます

・カロー三角はトライアングル内に胆嚢動脈が入る目印となります

・肝臓は多種多様な代謝を初め、解毒・胆汁生成などを行っています

今回は以上になります。参考になれば幸いです。

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