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パーキンソン病とは?原因・症状・薬剤などを解説します<看護師国家試験>

2021年2月13日

ドパミン
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集中治療室で10年以上働き、ブログを起点に様々な情報を発信しています。臨床や投資、お金の知識を基に、専門書やガイドラインなどでリサーチをしてから執筆中!Web関連、看護、お金、職場環境の情報などを発信しています。

・パーキンソン病って?

・震えたり動作が遅くなったりするのは何で?

今回は、こんな声に応えていきます。

この記事は看護学生・新卒看護師は勿論、未経験領域に臨む臨床看護師にも通ずる基礎内容ですので参考にどうぞ!筆者の経験以外に専門書やガイドラインなどでデータや事実を確認してから執筆しています。

国家試験範囲ですので、学科試験内容にも含まれます。国家試験合格率は全国平均で90%程度です。単位を落とすと学費が余計に掛かってしまいます。

この記事は国家試験範囲(+α)程度の内容に絞って、突っ込んだ内容はなるべく別記事でしています。是非参考にして「単位取得」「合格」に役立ててくださいね。

本記事の内容について

  • パーキンソン病とは
  • 症状・検査・治療など

パーキンソン病とは

黒質・パーキンソン病

パーキンソン病は、日本での推定患者数が10万人以上とされています。40歳以下で生じる若年性のパーキンソン病も報告されていますが、多くは50歳以降で発症します。

原因は中脳の黒質と呼ばれる部分が変性して、ドパミンの産生が減少します。ドパミンは大脳基底核で運動の調節などを行っていて、減少することで動きに特徴が現れます。

  • 好発:50歳以降
  • 黒質(中脳)変性・ドパミン減少
  • 運動機能に異常が出る

大脳基底核

大脳深部に存在する灰白質の核で、運動機能などを調節する錐体外路です。

  • 線条体:尾状核と被殻で構成されます。
  • レンズ核:淡蒼球と被殻で構成されます。

症状

パーキンソン病

ドパミンの不足によって運動の調節が上手く働かず、簡単に言うとアクセル・ブレーキが壊れた状態となります。以下の四主徴(錐体外路症状)の他、小刻み歩行や加速歩行なども有名です。

  • 無動
  • 振戦(安静時)
  • 筋強剛
  • 姿勢反射障害

*上記症状をパーキンソニズムと言います。パーキンソン病以外で見られる場合は、パーキンソン症候群と呼びます。

検査

  • DATシンチグラフィー:特定の薬剤が線条体のドパミントランスポーターに集まり難くなります。
  • MIBG心筋シンチグラフィー:ノルアドレナリン類似物質(MIBG)が心臓に集まり難くなります。

*確定診断には薬剤反応やパーキンソン症候群の除外などが必要になります。

治療

ドパミン

ドパミンはチロシンと言うアミノ酸(蛋白質)がL-dopaになって作られます。つまりL-dopaはドパミンの前駆体です。また、ドパミンはノルアドレナリンの前駆体で、ノルアドレナリンはアドレナリンの前駆体になります。


代表的な治療はドパミンに関連した薬剤で、種類が多いので有名なところだけ挙げます。

  • L-dopa:最も強力な効果を示しますが、wearing-off現象やon-off現象が起き易いとされます。
  • ドパミンアゴニスト:「agonist」とは作動薬の意味で、ドパミン受容体と結合して作用します。wearing-off現象を起こし難いとされます。
  • その他:ドパミンの補充以外では、運動抑制に働くアセチルコリンを遮断する抗コリン薬や、電気刺激を行う脳深部刺激療法などです。

現象

  • wearing-off現象:L-dopa長期投与で作用が短くなって症状が現れることを言います。
  • on-off現象:急激に症状の改善・増悪を繰り返します。

副作用

ドパミンの作用で覚えると理解し易いです。

  • 循環:ドパミン受容体に作用すると血管拡張作用を示します。これにより起立性低血圧などを起こします。
  • 消化:ドパミンは副交感神経に関係するアセチルコリンと拮抗するので、消化不良などを起こします。
  • 不随意運動(ジスキネジア):ドパミン過剰によってパーキンソニズムとは反対に動きが活発になります。
  • 精神症状:幻覚・幻視などの陽性症状を起こします。陽性症状とは、「本来存在しないモノが存在する」(=陽性)と言う意味で、ドパミン過剰によって起こると考えられています。疾患としては統合失調症が代表的です。
  • 悪性症候群:ドパミン受容体の遮断によって起きると考えられています。高熱・筋強剛・意識障害などを呈し、ダントロレンナトリウムの投与や冷却などを行います。
悪性症候群は時に死亡します。精神科薬剤(ドパミン受容体遮断薬)やパーキンソン病患者の休薬時などには注意しましょう。

パーキンソン・看護

ポイント

音楽・目印などの外部刺激で動き出しが改善するとされます。転倒・衝突などにも注意しましょう。


今回は「パーキンソン病」について解説しました。

まとめ

  • 50歳以降で好発します
  • 中脳(黒質)の変性でドパミンが不足してしまいます
  • 「4」大症状・歩行の特徴などを覚えよう!
  • カテコールアミンはチロシン・L-dopaより生成されます
  • 主な治療はドパミン補充です
  • L-dopaのwearing-off現象などが有名です
今回は以上になります。参考になれば幸いです。

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