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パーキンソン病とは?原因・症状・薬剤などを解説します<看護師国家試験>

2021年2月13日

ドパミン

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パーキンソン病って?震えたり動作が遅くなったりするのは何で?

今回は、こんな声に応えていきます。

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当記事で分かること

  • パーキンソン病とは
  • 症状・検査・治療など

パーキンソン病とは

黒質・パーキンソン病

パーキンソン病は、日本での推定患者数が10万人以上とされています。40歳以下で生じる若年性のパーキンソン病も報告されていますが、多くは50歳以降で発症します。

原因は中脳の黒質と呼ばれる部分が変性して、ドパミンの産生が減少します。ドパミンは大脳基底核で運動の調節などを行っていて、減少することで動きに特徴が現れます。

  • 好発:50歳以降
  • 黒質(中脳)変性・ドパミン減少
  • 運動機能に異常が出る
脳梗塞・大脳基底核

大脳基底核

大脳深部に存在する灰白質の核で、運動機能などを調節する錐体外路です。

  • 線条体:尾状核と被殻で構成されます。
  • レンズ核:淡蒼球と被殻で構成されます。

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症状

パーキンソン病

ドパミンの不足によって運動の調節が上手く働かず、簡単に言うとアクセル・ブレーキが壊れた状態となります。以下の四主徴(錐体外路症状)の他、小刻み歩行や加速歩行なども有名です。

  • 無動
  • 振戦(安静時)
  • 筋強剛
  • 姿勢反射障害

*上記症状をパーキンソニズムと言います。パーキンソン病以外で見られる場合は、パーキンソン症候群と呼びます。

検査

  • DATシンチグラフィー:特定の薬剤が線条体のドパミントランスポーターに集まり難くなります。
  • MIBG心筋シンチグラフィー:ノルアドレナリン類似物質(MIBG)が心臓に集まり難くなります。

*確定診断には薬剤反応やパーキンソン症候群の除外などが必要になります。

治療

ドパミン

ドパミンはチロシンと言うアミノ酸(蛋白質)がL-dopaになって作られます。つまりL-dopaはドパミンの前駆体です。また、ドパミンはノルアドレナリンの前駆体で、ノルアドレナリンはアドレナリンの前駆体になります。


代表的な治療はドパミンに関連した薬剤で、種類が多いので有名なところだけ挙げます。

  • L-dopa:最も強力な効果を示しますが、wearing-off現象やon-off現象が起き易いとされます。
  • ドパミンアゴニスト:「agonist」とは作動薬の意味で、ドパミン受容体と結合して作用します。wearing-off現象を起こし難いとされます。
  • その他:ドパミンの補充以外では、運動抑制に働くアセチルコリンを遮断する抗コリン薬や、電気刺激を行う脳深部刺激療法などです。

現象

  • wearing-off現象:L-dopa長期投与で作用が短くなって症状が現れることを言います。
  • on-off現象:急激に症状の改善・増悪を繰り返します。

副作用

ドパミンの作用で覚えると理解し易いです。

  • 循環:ドパミン受容体に作用すると血管拡張作用を示します。これにより起立性低血圧などを起こします。
  • 消化:ドパミンは副交感神経に関係するアセチルコリンと拮抗するので、消化不良などを起こします。
  • 不随意運動(ジスキネジア):ドパミン過剰によってパーキンソニズムとは反対に動きが活発になります。
  • 精神症状:幻覚・幻視などの陽性症状を起こします。陽性症状とは、「本来存在しないモノが存在する」(=陽性)と言う意味で、ドパミン過剰によって起こると考えられています。疾患としては統合失調症が代表的です。
  • 悪性症候群:ドパミン受容体の遮断によって起きると考えられています。高熱・筋強剛・意識障害などを呈し、ダントロレンナトリウムの投与や冷却などを行います。
悪性症候群は時に死亡します。精神科薬剤(ドパミン受容体遮断薬)やパーキンソン病患者の休薬時などには注意しましょう。

パーキンソン・看護

ポイント

音楽・目印などの外部刺激で動き出しが改善するとされます。転倒・衝突などにも注意しましょう。


今回は「パーキンソン病」について解説しました。

まとめ

  • 50歳以降で好発します
  • 中脳(黒質)の変性でドパミンが不足してしまいます
  • 「4」大症状・歩行の特徴などを覚えよう!
  • カテコールアミンはチロシン・L-dopaより生成されます
  • 主な治療はドパミン補充です
  • L-dopaのwearing-off現象などが有名です

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