
今回は、こんな声に応えていきます。
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【医療学生】iPad・アプリなどを活かした図解ノートによる勉強方法について<看護>
当記事で分かること
- PLR・プロラクチンとは
- 作用・男女差について
<Contents>
プロラクチンとは
プロラクチン(PRL:Prolactin)と言えば乳腺発育・乳汁分泌で有名です。妊娠後に分泌が増えることで、性腺の機能を抑制して月経などが起きなくなります。
妊娠していないのに年中月経が無かったり、乳汁が出て悩んでいる人は近医に一度相談してみましょう。

男性にも流れています。過剰になることで性欲が無くなり、乳汁を認めます。性腺を抑制するので、男女共に過剰となることで不妊の原因となり得ます。
ドパミンとの関係とは
プロラクチンはドパミンの作用で抑制を受けています。ドパミンと言えば、精神疾患・パーキンソン病などです。カテコールアミンの状態では血液脳関門を通れないのもポイントです。
- ドパミン(↓):統合失調症などで用いる一部の抗精神病薬(ドパミン受容体阻害作用)ではプロラクチンが増加します。
- ドパミン(↑):パーキンソン病・高プロラクチン血症などの治療薬となるドパミン受容体作動薬はプロラクチンが減少します。
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【内分泌】視床下部・下垂体の場所と代表的なホルモンについて<看護師国家試験>
今回は「プロラクチン」について解説しました。
まとめ
- 乳腺などに働き性腺を抑制します
- 男性にも流れています
- ドパミンと関係します
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