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【SjS】シェーグレン症候群の症状・検査・治療とは<看護師国家試験>

2020年12月5日

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集中治療室で10年以上働き、ブログを起点に様々な情報を発信しています。臨床や投資、お金の知識を基に、専門書やガイドラインなどでリサーチをしてから執筆中!Web関連、看護、お金、職場環境の情報などを発信しています。

・シェーグレン症候群って何?

・診断や治療について知りたい!

今回は、こんな声に応えていきます。

この記事は看護学生・看護師は勿論、その他の医療学生・関係者にも通ずる基礎内容です。専門書やガイドラインなどでデータや事実を確認してから執筆しています。学科試験・国家試験・予習復習などに役立ててください!

本記事の内容について

  • シェーグレン症候群とは
  • 検査・治療などについて

1.シェーグレン症候群の病態・好発について

SjS:Sjögren's Syndromeは、リンパ球の浸潤により涙腺・唾液腺の炎症が起き、涙・唾液の分泌が少なくなる自己免疫疾患です。以下の2種類に大別されます。

  • 原発性:本疾患の症状のみ呈します
  • 続発性:関節リウマチなど別の膠原病に続発します

好発

  • 女性(30~60歳)

2.シェーグレン症候群の症状・検査について

症状

主な症状は以下の通りです。他にも鼻腔の乾燥など、外分泌腺に異常を来します。分泌腺の症状と分泌腺以外の症状に分かれます。

  • ドライアイ(乾燥性角結膜炎)・ゴロゴロ感
  • 口内乾燥症・齲歯・嚥下困難:唾液の減少によって自浄作用が低下して齲歯が起こり易くなったり飲み込み辛くなります
  • 腺外症状:関節炎・レイノー現象・腎炎・肺炎・原発性胆汁性肝硬変など

レイノー現象

寒冷・ストレスなどによって交感神経に興奮を起こすと、血管が収縮して末梢血流障害を来して皮膚が変色します。振動・薬剤などで生じる原発性と、膠原病などで起こる二次性に分かれます。

診断基準

厚生省改訂診断基準(1999年)

  • 基準以上のリンパ球浸潤
  • 唾液腺造影又は唾液分泌量の低下
  • 眼科検査陽性
  • 抗核抗体陽性

検査

  • 抗核抗体
  • 生検:リンパ球浸潤を確認します
  • 唾液検査:造影・ガム試験・サクソン試験
  • 眼科検査:シルマー試験・ローズベンガル試験・シンチグラフィー
  • 合併症検査:関節・呼吸器・腎臓など

各試験

  • ガム試験:ガムを10分間咀嚼して、コップに採取した量が10ml以下の場合に陽性とします
  • サクソン試験:ガーゼを2分間咀嚼して、増量した重量が2g以下の場合を陽性とします


  • シルマー試験:下眼瞼に濾紙を挟んで、5分後に濡れた範囲を測ります。正常は10mm以上で、5mm以下は陽性となります
  • ローズベンガル試験:ローズベンガル液を点眼すると、細隙灯顕微鏡で異常部が赤く染色されます

<細隙灯顕微鏡>

3.シェーグレン症候群の治療について

  • 人口涙液点眼
  • 涙点プラグ:涙が鼻に流れる「涙点」をプラグで塞いで乾燥を緩和します。

口腔

  • 人工唾液
  • 口腔湿潤剤
  • 水分摂取
  • 唾液分泌促進薬

腺外症状

  • 必要に応じて副腎皮質ステロイドなど

今回は「シェーグレン症候群」について解説しました。

まとめ

  • 分泌腺にリンパ球の浸潤によって炎症を起こします
  • 自己免疫疾患で、女性(30~60歳)に多いです
  • 症状は乾燥を主体とします
  • 場合によっては関節炎などの腺外症状を起こします
  • 検査では抗核抗体や分泌量の検査などを行います
  • 治療は対症療法を行います
今回は以上になります。参考になれば幸いです。

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