質問・要望など

Mail」又は「Twitter@liberal_nurse」のDMまでお気軽にどうぞ^^v

Nursing

【尿検査】pH・蛋白・潜血・糖などの見方について<看護師国家試験>

2020年11月14日

アバター

集中治療室で10年以上働き、ブログを起点に様々な情報を発信しています。臨床や投資、お金の知識を基に、専門書やガイドラインなどでリサーチをしてから執筆中!Web関連、看護、お金、職場環境の情報などを発信しています。

・尿検査について知りたいな!

・何に気を付けよう?

今回は、こんな声に応えていきます。

この記事は看護学生・新卒看護師は勿論、未経験領域に臨む臨床看護師にも通ずる基礎内容ですので参考にどうぞ!筆者の経験以外に専門書やガイドラインなどでデータや事実を確認してから執筆しています。

国家試験範囲ですので、学科試験内容にも含まれます。国家試験合格率は全国平均で90%程度です。単位を落とすと学費が余計に掛かってしまいます。

この記事は国家試験範囲(+α)程度の内容に絞って、突っ込んだ内容はなるべく別記事でしています。是非参考にして「単位取得」「合格」に役立ててくださいね。

本記事の内容について

  • 一般尿検査について
  • 尿量・頻度について

1.尿検査:尿試験紙法について

ポイント

一口に尿検査と言っても様々です。ここでは試験紙と呼ばれる一本の紙を尿と反応させ、各項目の色が変わることで検査できる方法を解説していきます。

<尿検査試験紙>

*画像ClickでAmazonで商品詳細を閲覧可能です

項目 基準
陰性
pH 5.0~8.0
蛋白 陰性
潜血 陰性
比重 1.020前後
白血球 陰性
ケトン体 陰性
亜硝酸塩 陰性
ビリルビン 陰性
ウロビリノーゲン 弱陽性

注意ポイント

異常時の特徴を見ていきます。一般的に食事や運動などの私生活に影響されることも多いので、偽陽性・偽陰性などに注意します。

>糖

  • 陽性:糖尿病・膵炎・再吸収機能障害など

>pH

  • アルカリ性:尿路感染症など
  • 酸性:発熱や糖尿病など

>蛋白

アルブミンや筋肉に含まれるミオグロビンなどに反応します。

  • 腎前性:筋肉の破壊など
  • 腎性:糸球体・尿細管障害など
  • 腎後性:尿路障害など
  • 姿勢:起立性蛋白尿・前彎性蛋白尿

姿勢では、腎静脈の圧迫が原因とされます。

>潜血

赤血球が混じっている状態です。肉眼的に分かる場合を肉眼的血尿、尿沈渣で分かる血尿を顕微鏡的血尿と言います。

尿1000ml中に血液1ml(0.1%)で肉眼的血尿になります。

  • 血管病変
  • 結石・腫瘍など

女性は生理中の採尿で偽陽性となるので注意しましょう。

>比重

  • 1.030:濃縮尿・高張尿(脱水・造影剤使用後など)
  • 1.010:希釈尿・低張尿(尿崩症・水分大量摂取など)

>白血球

  • 尿路感染症・炎症

>ケトン体

グルコースの代謝異常などで現れます。

>亜硝酸塩

  • 尿路感染症:細菌産生

>ビリルビン

ビリルビン・ウロビリノーゲンについて

>ウロビリノーゲン

  • 肝障害

2.尿量・頻度の基準について

体格・既往歴・現病歴などで変わってきますが、一般的には以下の基準となります。

>尿量

最低限必要な尿量は0.5mL/Kg/時です。理想体重が50Kgだと、1時間に25mlです。

  • 乏尿:1日400ml以下
  • 無尿:1日100ml以下
  • 多尿:1日3000ml以上
無尿と呼ばれますが、「0」と言う訳じゃ無いので注意ですね!

尿量が増加する理由として、水分の過剰摂取や尿崩症・糖尿病などが挙がります。尿量が減少する理由と対応は、以下の通りです。

・腎前性:腎血流量低下(低血圧・脱水・出血など)

>輸液療法・血圧管理など

・腎性:腎機能障害(腎不全など)

>保存的治療・血液透析など

・腎後性:尿路障害(尿閉など)

>導尿など

尿閉とは

何らかの原因で膀胱や尿道が閉塞したり、神経障害で排出を行えないことで起きます。

尿が著しく減少したまま経過すると、電解質・水分・老廃物などが蓄積して様々な合併症を起こします。

注意ポイント

  • 水分:心不全・肺鬱血など
  • 電解質:高カリウム血症・高リン血症など
  • 老廃物:アシドーシス・尿毒症など

腎不全・無尿などの際は、カリウム製剤の投与に注意しましょう。

>頻尿

頻尿の定義は次の通りです。

  • 1日8回以上
  • 就寝時1日1回以上

理由としては様々ですが、主に以下の原因が挙げられます。

  • 過活動膀胱:膀胱が不随意的に収縮して尿意を催します
  • 残尿:前立腺肥大などで尿が残ります
  • 多尿:利尿薬や水分摂取などで起こります
  • 感染・結石:膀胱が炎症・結石などで刺激されます
  • 心因性:精神的に頻回に行ってしまいます
  • 腫瘍・妊婦:膀胱の圧排で容積が減ります

今回は「尿検査」について解説しました。

まとめ

  • 尿検査は私生活などに影響されます
  • 継続して異常になる場合は注意しましょう
  • 尿量は特に重要になります
  • 原因・治療と合わせて関連付けよう!
今回は以上になります。参考になれば幸いです。

お勧めの記事などを以下に貼っています。疑問、質問、要望などは「Mail」又は「Twitter@liberal_nurse」のDMまでお気軽にどうぞ^^v

<国家試験対策>

2021.2.14  看護師国家試験まで 日 ・看護師国家試験の解説が見たいな…。 ・分野別にまとめた解説は無いの? 今回は、こんな声に応えていきます。 独りで学習していると、疑問に思って立ち止まって ...

続きを見る

<学生・参考書一覧>

目次 実習・記録関連図国家試験 実習・記録 関連図 国家試験 リンク リンク リンク

続きを見る

 

お勧めの厳選書籍は「コチラ」です。専門書は高いので、ちょっとした質問などは「Mail」又は「Twitter@liberal_nurse」のDMまでお気軽にどうぞ^^v

Nursing

2020/11/29

【PSA】前立腺癌の原因・症状・検査・治療など<看護師国家試験>

Nursing

2020/11/28

前立腺肥大症(BPH)の検査・症状・薬などについて<看護師国家試験>

Nursing

2020/11/27

【透析】糖尿病性腎症・糸球体腎炎などの概要について<看護師国家試験>

Nursing

2020/11/27

アレルギー反応とは?種類・検査・症状などについて<看護師国家試験>

Nursing

2020/11/26

グラム陰性菌の種類・特徴とは(大腸菌・緑膿菌など)<看護師国家試験>

  • 執筆者
  • 最新記事
アバター

集中治療室で10年以上働き、ブログを起点に様々な情報を発信しています。臨床や投資、お金の知識を基に、専門書やガイドラインなどでリサーチをしてから執筆中!Web関連、看護、お金、職場環境の情報などを発信しています。

-Nursing

© 2020 Liberal Nurse -リベラルナース-