
今回は、こんな声に応えていきます。
この記事は看護学生・看護師は勿論、その他の医療学生・関係者にも通ずる基礎内容です。専門書やガイドラインなどでデータや事実を確認してから執筆しています。学科試験・国家試験・予習復習などに役立ててください! 国家試験範囲の解説一覧は領域別にHOMEに掲載しています。Kindle電子書籍を活用して無料・低価格で「電子ノート」を作りたい場合は、以下の記事を参考にしてくださいね!
-
-
【医療学生】iPad・アプリなどを活かした図解ノートによる勉強方法について<看護>
当記事で分かること
- 看護観とは
- 個人的結論
<Contents>
看護観とは
看護観とは簡単に言うと自分の中の理想像・イメージです。現実では環境によって左右される観念なので、正解は無いと思います。看護師でも明確に答えられる人は少ないと思いますよ!
看護観って必要なの?
- 面接
- 課題
面接などでよく聴かれますが、特に学生の段階では想像でしか答えられないですよね。看護観が明確=優秀にはならないので、気負わずに考えていきましょう。
初対面で相手の能力を見抜ける人は基本的に居ないので、この様な質問を一つの採点項目として取り入れているのでしょう。レポートでも頻出です。

ポイント
個人的には、お互いが気持ち良く過ごせる状態だと考えています。看護師に関わらず、「思いやり」と言う当たり前の観念ですね。もし相手に看護観を示す場合は、そこに自分が興味を持つ分野や理想像と絡めていくのが良いと思います。
正直言って看護師でも明確に答えられる人は少ないと思うので、迷っている人も気負わずに適当に考えてみましょう!
例
- 急性期:急性期領域で呼吸・循環障害などの異常に早く気付いて、チームの連携で命を救う手助けや、可能な限り早く離床を行って、早期退院や社会復帰に尽力したいです。また、家族の精神状態も配慮して寄り添っていきたいです。
- 慢性期:患者との信頼関係を築いて、不安・不明なことを気兼ね無く相談される看護師になりたいです。また、指導の際にはパンフレットなどを用いて分り易い説明を行いたいです。
- 回復期:コミュニケーションなど、楽しく取り組める工夫をしてリハビリテーションによりQOLを高めていく看護をしていきたいです。
ポイント
ざっくりと例を挙げると上記の様な感じです。更に掘り下げていく場合は、「循環器内科」・「消化器外科」・「救命救急科」など、就職したいと思っている「科」の特徴を踏まえていくと良いと思います!
個人的結論
私も明確な看護観は無かったです。10年以上の経験をしてきた結論としては、「看護観に囚われるな」と言う看護観ですかね!
「え?」って思われるかもしれないので解説していきますね!
看護観に囚われると
冒頭でも述べた通り、看護観は人それぞれで、状況によっても変わると思っています。つまり、患者1人1人によっても変わるんですね。臨機応変に対応していきましょう!
例
例えば、心停止している人には心肺蘇生などの「処置」が優先されて、「コミュニケーション」の優先順位は下がります。ここで「私は意思疎通を大事にしたいから!」と、別の患者の対応をするのは優先順位が違いますよね。
逆に、説明を希望している人に、「私は処置が好きだから!」と別の看護師に投げたりするのも違いますよね。
悲嘆している家族などは、寄り添う気持ちを抑えて過度に接せずに見守ることも必要になってきますし、疎遠・決別関係の家族にはコミュニケーションすら拒否されることも多いです。

勿論、人それぞれなので各々経験と共に看護観を固めていけば良いと思いますよ^^
今回は「看護観」について解説しました。
まとめ
- 学生の段階で看護観を確定させるのは難しいと思いますが、思いやりを基に、技術・知識と絡めて理想像で考えていくと良いと思います。
最新記事