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Nursing

【人体構造】4つの組織と細胞小器官・核分裂について<看護師国家試験>

2020年8月21日

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集中治療室で10年以上働き、ブログを起点に様々な情報を発信しています。臨床や投資、お金の知識を基に、専門書やガイドラインなどでリサーチをしてから執筆中!Web関連、看護、お金、職場環境の情報などを発信しています。

・う~ん、人体の細胞とか、細かな構造が苦手だなあ・・・。

・試験前に、ちょっと復習したいな。

・授業前に、予習しとこう!

今回は、こんな声に応えていきます。

国家試験以外でも、単位を落とすのは年単位の学費が余計に掛かって避けたいところです。年に一人程度は単位を落としてしまいますし、国家試験の合格率は全国平均で90%程度です。10人に一人は落ちてしまいます。

ここで予習・復習をして、未来に繋げていきましょう!

私は10年以上、集中治療室で働いてきました。臨床では不明点を放置するのが嫌いだったので、色々調べて仕事をしていましたが、学生の頃は、実践を伴わないと気力が保てず、授業では寝ていることも多かったです。

ただ、実習が始まると予習・復習は行っていた記憶があります。皆さんには、実習での学習は非常に効率的なので、かなりオススメします。インプットだけだと、いまいち記憶に残りません。

今後、実習を控えている場合は参考にしてみてくださいね。そんな勉強法で、国家試験前に実習範囲外の部分を学習して時間にも余裕が出来ました。

動画も用意しているので、読むのが負担な場合や、耳に頼りたい場合は使ってくださいね。

 

人体の構造について

 

1.器官・組織

器官とは組織の集合体です。心臓や肺などの臓器が器官に当たります。

組織とは細胞の集合体です。組織は筋組織、支持組織、上皮組織、神経組織の4種類です。

①筋組織

細胞に、タンパク質でできた筋原線維を多く持ちます。大別すると、骨格筋、心筋、平滑筋に分けられます。

横紋筋

骨格筋と心筋は顕微鏡で横に紋様が見えることより、横紋筋と言われます。骨格筋は意識的に動かせる随意筋で、上肢や下肢などの運動に使われ、多核を持ちます。心筋は心臓に在り、無意識で動く不随意筋で、細胞の中心に単核が見られます。

平滑筋

平滑筋は血管や内臓に在り、心筋と同じで不随意筋、単核です。

②支持組織

血液とリンパ、結合組織、軟骨組織、骨組織の4種類に分けられます。

血液・リンパ

血液・リンパは血球や血漿、リンパ液などが含まれます。

結合組織

結合組織は、再生能力が高く、更に線維成分と細胞成分に分けられます。線維成分はコラーゲンが豊富で、靭帯や腱などを構成します。細胞成分は、線維芽細胞、マクロファージ、白血球、色素細胞、肥満細胞などです。

軟骨組織

軟骨組織では、糖、蛋白質、コラーゲンで軟骨基質の形成や修復を行っています。

骨組織

コラーゲン以外にリン酸カルシウムを多量に含み、硬骨とも呼ばれます。骨組織の細胞成分は、骨細胞、骨芽細胞、破骨細胞の3種類です。破骨細胞は骨の破壊と再構築を行います。再構築のことをリモデリングと言います。

③上皮組織

上皮組織は外胚葉、内胚葉、中胚葉から成り立ち、器官や体表面を覆います。

 

主に外胚葉は皮膚など、内胚葉は消化管など、中胚葉は血管や筋肉などになります。上皮組織は部位毎に6種類存在し、それぞれ層数・形・性質などが違います。全部覚えようとせず、特徴だけ踏まえると良いと思います。

暗記方法

・単層扁平上皮は、平べったくてガス交換やイオン交換などを行うイメージ

・重層は分厚く、刺激から守るイメージ

立方や円柱は分泌系統、線毛が付くと何かを動かすイメージ

移行上皮は尿路上皮伸び縮みに特化している

④神経組織

ニューロンとグリア細胞に大別されます。

ニューロン(神経細胞)

ニューロンは神経細胞とも呼ばれ、細胞体、軸索、樹状突起から成り立ちます。細胞体には、などが存在し、アメーバの様に樹状突起を伸ばしており、神経伝達物質を受け取ります。また、軸索を伸ばしてシナプスから神経伝達物質を送ります。

神経伝達物質とは

神経伝達物質とは、アセチルコリンやセロトニン、ドーパミンなどに代表される化学物質です。感情、運動などに関わってきます。

軸索

軸索には、絶縁体の役割となる髄鞘が隙間を空けて巻き付いています。この隙間をランビエ絞輪と言います。髄鞘に囲まれた軸索を有髄線維、剥き出しの軸索を無髄線維と言います。

有髄線維では絶縁体となる髄鞘が存在しているので、ランビエ絞輪を跳躍して伝わっていきます。これを跳躍伝導と言います。

グリア細胞(神経膠細胞)

もう1つの神経組織、グリア細胞に移ります。神経膠細胞とも呼ばれ、再生能力を持ち、更に4種類に分けられます。

アストロサイト(星状膠細胞):アストロサイト又は星状膠細胞は、イオン環境や血液脳関門に関係します。アストロは星と言う意味です。

オリゴデンドロサイト(希突起膠細胞):オリゴデンドロサイト又は希突起膠細胞は、栄養や伝導に関係します。オリゴ糖、で栄養と結び付けましょう。

ミクログリア(小膠細胞):ミクログリア又は小膠細胞は、ニューロンの修復や除去などに関係します。グリア細胞が、元々再生能力を持つので、「グリア」で想像できますね。

シュワン細胞:シュワン細胞は、髄鞘を形成します。

2.細胞・核

細胞は人体最小単位の大きさです。細胞質、細胞膜、核などを持ちます。細胞膜はリン脂質二重層構造になっており、イオンチャネルや糖、アミノ酸などの輸送機能を持ちます。

細胞質には小器官などが存在し、小胞体、ゴルジ体、リボソーム、リソソーム、ミトコンドリア、中心体などがあります。

図を参考に順に見ていきましょう。

①小胞体

小胞体は袋状の膜構造になっており、リボソームで粗く見える粗面小胞体と、リボソームが無く滑らかな滑面小胞体に分けられます。

粗面小胞体は蛋白質やムコ多糖の合成、分泌が行われています。滑面小胞体では、糖や脂質の代謝、解毒、カルシウム貯蔵などが行われます。

②ゴルジ体

ゴルジ体では、リポ蛋白質や糖蛋白質が合成、分泌されています。

③リボソーム

リボソームは、蛋白質やRNAで構成されており、蛋白質の合成を行います。

④リソソーム

リソソームは細胞の分解、処理を担当します。

⑤中心体

中心体は核分裂や線毛の形成を行います。

⑥ミトコンドリア

ミトコンドリアは、エネルギー産生を行います。緑のイメージが強いですが、赤くなったりもします。以下にエネルギー酸性までの大まかな機序を示します。

解糖系

解糖系によりグルコースピルビン酸に代謝され、更にアセチルCoAとなります。アセチルCoAは脂肪酸からも作られます。

クエン酸回路

クエン酸回路は、アセチルCoA、アミノ酸、ピルビン酸を二酸化炭素水素イオンに分解します。

電子伝達系

更に電子伝達系を介して水となった際に、ATPと呼ばれるアデノシン三リン酸を作ります。

ATPは、生合成、筋運動、体液やホルモンなどの分泌、輸送に関わります。これらの反応はミトコンドリア内で行われます。酸素が不十分だと、ピルビン酸は乳酸になります。

⑦核

核は核小体、核液、核膜、染色質で構成されています。染色質はクロマチンとも呼ばれます。

核膜

核の境界となる内膜、小胞体に続く外膜から成ります。染色質は細胞分裂時に染色体として確認されます。

染色体

23対46本で、常染色体が22対44本、性染色体が1対2本です。女性がXX、男性がXYとなっています。生殖細胞は、女性が卵子、男性が精子です。それぞれが常染色体22本、性染色体を1本を持ち、合わせて46本となります。

分裂は減数分裂で、染色体が分裂によって半分になっていきます。

染色質

構成は核酸と蛋白質となっています。

蛋白質

蛋白質とはアミノ酸の集合体です。リボソームでアミノ酸を繋いで蛋白質を合成することを翻訳と言います。

3つの塩基から成り立ち、これをコドンと言います。核酸の構成は、塩基、五炭糖、リン酸で、この3種類で構成された物質をヌクレオチドと言います。リン酸が脱落した物質をヌクレオシドと言います。

 

核酸

DNA、デオキシリボ核酸RNA、リボ核酸があります。

DNAは二本鎖、二重螺旋構造で、遺伝情報の保持や伝達を行います。また、体細胞分裂の前に複製されます。塩基は4種類で、グアニン、アデニン、シトシン、チミンです。アルファベットでGACT:ガクトと覚えましょう。GとC、AとTがペアになっています。

RNAは一本鎖で、アミノ酸をリボソームに運ぶトランスファーRNAや、DNAの情報を写し取るメッセンジャーRNAなどがあります。DNAを写すことを転写と言います。塩基はチミンがウラシルに代わり、アルファベットでGACU:ガクと覚えましょう。

今回は以上になります。参考になれば幸いです。

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