
今回は、こんな声に応えていきます。
当記事で分かること
- 病院看護師のメリットとデメリットについて
- アドバイス
<Contents>
病院看護師のメリット・デメリットとは
メリットとデメリットはトレードオフ(表裏一体)の関係が多いです!
全就業者看護師数に対しての割合は、約74%です。常勤換算数の総数は保健師が約5万人、助産師が約3万人、看護師は112万人、准看護師が約27万人程度ですね。
人によってはメリットがデメリットに、デメリットがメリットになります。ここでは、「病院看護師のメリット」を軸にして説明していきます。
参考
厚生労働省「平成30年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」
スキル
多くの医者や薬剤師も同様に我慢して働く理由は、これが多いと思います。色々な疾患や大勢の患者が受診しに来ます。若いうちに色々と学びたい人には、メリットと言えるでしょう。
逆に、スキルなどに無関心な人にはデメリットでしょう。
どちらも経験したい場合は、副業などでアルバイトするのも手です。
人間関係
担当になった人に感謝されたり、病状が良くなると達成感が出たりします。勿論、無力に感じたり、難癖を付ける人も居ますが、命が助かったり、元気に退院していくのを見るのは嬉しいことですね。
多職種と一緒に働くので、仲良くなって知識の共有をしたり、交友関係が広がったりしますね。医者との結婚が夢なら良いかも?長期的に流れを見たい場合や、色々な職種の人の意見なども聴きたい人には良いと思います。
組織で関わる人が多いので、少数だけで静かに作業をしたい人にはデメリットでしょう。また、基本的に退院すれば関わらないので、地域密着型とはなりません。地域の人と一緒に歩みたい人には不向きでしょう。
仕事内容・業務量
比較的仕事が細分化しています。病院によっては診療報酬を得る目的で色々な業務が行われます。忙しいと時間の流れが早く、きちんとした病院では残業代なども支払われます。
比較的人手不足で業務量が多く、それに加えて情報収集や役割が増えることで業務外労働を余儀無くされる場合も多いです。病院によって管理体制が悪く、超過勤務手当が付かないこと、部署によって有給休暇が貰えないことなども懸念されます。他には、夜勤によって健康が損なわれるなどです。
給料
引く手数多なので、資格さえ持っていれば色々と副業などにチャレンジはし易いですね!給料も一般と比べると高い方です。
勤続年数毎の自動昇給が基本です。功績を残したり、能力開発の資格を取得したとしても査定昇給は基本的に無いです。役職が付けば給料に反映されますが、手当も含めて病院によって全く違います。
その他
閉鎖的
医療業界は基本的に閉鎖的なところが多いと思います。世間とは少し常識が違うところも感じますね。基本的には年功序列なので、場合によって人間関係が劣悪だったり理不尽なことが多くなり、毎年新卒と退職の悪循環を来します。
アドバイス
ポイント
ワークライフバランスが大事です。全てを手に入れるのは不可能です。何かを選ぶと言うことは、何かを捨てることです。自分の性格に合った場所を選びましょう。
自己分析
- 自分の性格(臆病、サバサバ、不安など)を分析する
- 希望の働き方(夜勤専従、日勤、希望可否、病棟、外来、副業など)を考える
- 将来の目標(現役バリバリ、地道に労働して老後はゆっくり、副業を始めるなど)を設定する
- 将来の目標を左右するイベント(結婚、子ども、引っ越し、帰省など)を考える
今回は「病院看護師」について解説してきました。
まとめ
- 特に急性期のスキルアップには良し
- 多職種と関わりたい人にも良し
- 業務量が比較的多いと言える
- 給料は大して期待できないし、有給休暇も使えないかも
- 医療業界全体が閉鎖的になっている