
今回は、こんな声に応えていきます。
私も実習グループのメンバーが「Taker」で、恵まれなかったな(笑
当記事で分かること
- 嫌われる人の特徴と改善方法について
- 好かれる人の特徴について
- Give&Takeについて
<Contents>
Giver・Takerについて
Give&Take
有名な言葉ですね!仕事でも私生活でもバランスが大事、今回は看護師の経験も踏まえて説明していきたいと思います。
Giver
「与える」ことですね。一般的に「大人」(強者)が「子ども」(弱者)にする様に、仕事では「経験者」(支援者)が「新人」(負担者)に行うことだと私は考えています。勿論、新人も慣れてくれば支援者になり得ますし、経験者が負担者にもなり得ます。成功者ほど、計算無しでGiveができます。

いえいえ、何事も適度にしましょう。例えば、臨床を例に挙げてみます。
適度
・経験者が新人へ、支援者が負担者へ「適度」にGive(支援)を行うことで、安全・円滑に業務を遂行でき、互いに尊重し成長できるより良い職場となります。
過剰
- 「過剰」な支援により、相手の成長を阻害してしまう原因となる。
- 相手の依存心を煽り、堕落・怠慢を習慣化させる原因ともなり得る。
- お節介、有難迷惑、面倒、親切の押し売りなどと相手から嫌がられる。
不足
- 「不足」した支援により、新人(負担者)の物理的・心理的キャパシティーを越え、医療事故や離職、異動などの原因となる。
- 暇なのに支援しないと嫌悪感を抱かれる。普段支援されている側だとより一層。
*相手の成長(適度)だと思って任せても、意思疎通を図らないと「不足」に働く場合も有り得ます。
この様に、適度に与えることが重要です。この適度が人によって違いますし、感性や職場環境などにも影響され、とても難しいです。
Taker
「貰う」ことですね。子どもや新人などの弱者は別として、ネットスラングでは「クレクレ厨」(くれ+厨房【=中坊】)とか言われたりしています。常に他人に依存したり、求めている人です。
Takeに偏っている人は大抵嫌われます。
適度
- 新人が経験者へ、負担者が支援者へ「適度」にTake(支援要請)を行うことで、安全・円滑に業務を遂行でき、互いに尊重し成長できるより良い職場となる。
過剰
- 過剰な要請により、相手の業務を妨害し、何かしら支障を来す原因ともなり得る。
- 自ら「成長」を放棄し、スキルアップのチャンスを逃すことにもなる。
- 月日が経っても同じ内容を聴く人や依存心が強い人は、周囲から煙たがられる。
不足
- 要請が「足することで、自分の物理的・心理的キャパシティーを越え、医療事故や離職、異動などの原因となる。
- 例えば急変時に人を呼ばずに一人で蘇生を頑張ったりしてしまう。
*緊急時など手が足りない時は人を集めましょう。
Giverを目指そう!
実習や試験でも、レポートや過去問を求めてくる割には何もしない人は居ますよね。その人は「Taker」なので、割り切って付き合いましょう。
Giver
周りに求められる人は、何かしらの「Giver」です。人気者(ムードメーカー)なんかは、モノでは無くて「元気」や「癒し」を与えてくれています。好きな芸能人は居ますか?それと同じですね!
Give(能動)を主に行うと、他職種(医師やコメディカルなど)からも信頼を得られるので意識してみると良いと思います。人は恩を受けると返したくなります。それが意外な時、頻繁なほど記憶に残ります。
「楽しさ」、「色気」、「共感」、「癒し」、「食べ物」、「お金」などなど、「恩」の内訳は相手次第ですが、臨床ではなるべく「仕事」でGiveしましょう(笑
自分の仕事を放棄して手伝うのは本末転倒ですし、結果的に誰かが埋め合わせることで時間を奪っている(Taker)ので嫌われます。気を付けましょう。
タダより高い物は無い?
「よく〇〇無料相談中!」、「〇〇試食、〇〇試飲販売中!」とか見ませんか?
ある種の「恩」を売って「恩返し」(利益)を狙っているので、試す場合は事前に意識すると良いですよ^^
嫌われる具体的な7つの特徴
言い訳や嘘などで繕う責任感の無い人
「でも」、「だって」、「~でした(嘘)」、「今~しようと思ってました(嘘)」、その他責任転嫁などは周囲の人には幼稚に聞こえたり、保身に走った、責任感が無いなどの悪い印象を与えます。明確な言い分を伝える場合は、きちんと根拠を述べて説明しましょう。
雑談などで仕事をしない人もコレです。嘘は論外ですし、人によっては仕草や辻褄などから逆算すると簡単に見抜けるので、印象がより悪くなります。正直になった方が信頼されます。
ネガティブな人
いつも「ハァ」、「チッ」などの癖や、誰かの悪口などのネガティブワードは人に負を伝染させます。悪口は、共感している人とならストレス発散になるでしょうが、第三者からすると正直どうでも良いです。
特に人に責任を押し付けて、自分で努力しない人は尚更ですね。第三者に話す場合は愚痴や不満の解消にならない様に、建設的に相談しましょう。
自慢話をする人
承認欲求の強い男に多いです。「雑学」、「アイテム」、「武勇伝」など・・・。メール、SNSなども気を付けましょう。
話を聴かない人
人の話を聴かないのも嫌われるので気を付けましょう。意見やアドバイス、要望などを聴かずに意見を押し通したり、罵倒したり、決め付けたりと、考え無しで我が道を行くタイプですね。
正しいと思っている人
特に医療現場は技術の進歩が速く、エビデンスが入れ替わっていることが多いです。5年、10年も経てばアップデートされていることも多いので、今までの「経験」が間違えている場合も・・・。
例えば、昔は傷をドライヤーで乾燥させてたように・・・。
フォールス・コンセンサス(偽の合意)効果
「えび嫌いなんですよ」、「え?そうなんだ。こんなに美味しいのに!」で終われば良いですけど、「舌変なんじゃ?お前ヤバイぞ!」などと自分の意見が正しく一般的だと信じて、相手が非常識だと考えたり、思い込むこと。
経験だけの知識で、根拠無く意見を押し付けてませんか?
(業務命令以外で)最新の医学的根拠が不明な場合は、「命令」(~して)よりも「推奨」(~が良いと思うよ)の語尾にした方が良いでしょう。「命令」する場合でも語尾を柔らかくしましょう。
八方美人、相手を見て態度を変える人
さっきまでは陰口を言っていたのに本人の目の前ではニコニコ媚ている、人に合わせて意見をコロコロ変えてしまう、上司の前では働くけど自分がトップになると怠けるし偉そうにする、などは意見が無い人だと思われて信頼が薄れてしまうので注意しましょう。
嫌われたくない人がこの傾向になる場合も考えられるので、どの様な状況でも自分の意見や筋は持ちましょう。たまに見掛けるのが、誰(患者)にでも「タメグチ」な人ですね。
行き過ぎた性格、性質
どんな性格も行き過ぎると「ん?」って思われるので、「自分が第三者だと思って、自分の行いは変じゃないか?」を考えてみましょう。感情的になっていると冷静に分析できないので、まず落ち着きましょう。友人などに聞いてみるのも良いかもしれません。
経験談:「普段の声が非常に大きい」、「清潔感無し」、「細か過ぎて仕事に支障を来す」、「話が長くて仕事に戻れない」など。
人の性格と事情について
性格
性格は十人十色です。人それぞれ、様々です。全員に好かれる人は居ません。嫌われない努力よりも、自分を認めて長所を伸ばし、仕事に活かして自信を付ける努力をした方が良いでしょう。次第に周囲からも認められると思います。
この分野は〇〇に適わないな!と思わせたら勝ちです。得意な分野を伸ばしましょう。
自分の意見は我慢せずに伝えましょう。アサーションなどを活用すると良いです!
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事情を考え、自問自答する
人はそれぞれ事情を持っています。仮に「手伝いに来なかった」として、「誰かに何かを頼まれていた?」、「別のことで手が離せなかった?」、「成長をさせたかった?」・・・考え出すとキリが無いです。
人に原因を求めずに自分を変えましょう。原因を自分中心に考え、その原因を取り除く努力をすると人は成長できます。他力本願や責任転嫁より、自分を磨く人生の方が楽しいと思いませんか?
「一人で遂行できない業務だったのか?」、「支援を求める声を出した?」、「甘えているだけじゃ?」、「その場凌ぎになってない?」、「日々仕事を早く終わらせる努力(工夫)はしている?」などの自問自答をしてみてください。
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まとめ
- Giveを意識し、Takeは本当に必要な時だけ行う
- 嫌われる行動に心当たりが無いか?
- 相手の事情も考えよう
- 人の性格は様々、全員から好かれるのは不可能
- アサーションなどを活用する
- 考え過ぎはNG
- 自分の得意分野を伸ばして信頼を得よう
