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【バイタルサイン】3項目で解説する看護学生が実習の報告で押さえるべきポイントについて

2020年9月2日

集中治療室で10年以上働き、ブログを起点に医療情報やお役立ち情報を発信しています。医療学生・新卒看護師向けに分かり易く解説するコンテンツも制作しています!国家試験に合格したのに臨床で上手く使えない…と思っている人は結構多いです。折角学習するのに臨床で活かせないのは勿体無いです。効率的・体系的に学びつつ臨床に活かしましょう!

どうやって指導者に報告しよう・・・。忙しそうだし、話しに行けないなあ・・・。

今回は、こんな声に応えていきます。

学生が実習に行くと、報告には戸惑いますよね。私もそうでした。

当記事で分かること

  • 学生と看護師の状況について
  • 報告の方法やタイミングなど
  • 適切な反省とスルーについて

状況把握

ポイント

まず報告の方法を考える前に、現場の状況を考えます。

どうして?

報告の方法が正しくても、状況を見極めないと適切に対応されない可能性が高くなるからです。

本来、この役目は指導者や担当看護師が率先してフォローをすべきです。学生は臨床経験も無く、状況判断をするのは難しいですからね。が、残念ながら学校や施設によっては環境が整っていません。それは学生自身が肌に感じているでしょうし、実際に事件なども起きています。

人間はネガティブな感情が2倍働きます。つまり、単純に考えてポジティブな出来事が2倍起きて、やっと差し引き「0」なのです。

割り切れることは割り切って、深く考えて自分を責めない様にしましょう。

私なら、変な事を言われても「あっ、こう言う人なんだな・・・なるほど。」で終わりです。心で叫ぶのは自由です(笑

自分の「身」は自分の「思考」で守りましょう。

実習中の学生は、まず緊張します。そりゃ、不慣れな場所に行けば居心地は誰だって良くないものです。

受持ち看護師は、基本的に患者を優先します。それは当たり前です。日によっては、検査や処置、点滴などで学生を構えないでしょう。

同じ患者でも、看護師によってキャパシティや業務の流れは違います。同じ様な状況でも、前回の看護師は忙しく、今回の看護師は落ち着いている・・・なんて事も多いです。

手が空いた時には、残業の永遠の課題とも言える「看護記録」をしますが・・・

注意ポイント

中にはルーティンで、夕方まで記録を打たない看護師も居るので、隙を見て声を掛けましょう。

ポイント

午前中に病棟が落ち着いていそうで、担当看護師が記録を始めたらチャンスです。記録が終わるまで待っても逃します。

  • ナースコール
  • ヘルプ
  • 他職種対応
  • 電話対応

など、席を外す要素は幾らでもあります。チャンスを見たら、突っ込みましょう。

ポイント

逆に、忙しいと夕方や終業後まで記録に移れない場合もあります。担当と意思疎通が難しい場合は、教員などに相談しても良いでしょうし、朝の行動計画の段階で、報告時間を打ち合わせても良いと思います。

その日の処置や検査など、担当看護師の抱えた仕事の情報などを打ち合わせをするのも良いでしょう。人は接触回数が多ければ好感度を持つ習性ですので、鋼の心を持つ者ならば、迷惑にならない範囲で諦めずに何度も話し掛けても良いと思います。

報告タイミング・まとめ

  • 看護記録などで一段落していそう
  • 記録以外でも落ち着いていたり、声や行動に切迫感無し
  • 朝の段階で段取りを決めたり、看護師の業務を聴いてみる
  • 鋼の心の持ち主は、患者ケアなどに悪影響の無い範囲で何度も声を掛ける
  • 場合によっては、教員などに相談する

報告

臨床まで通ずる理想の報告は、SBAR「エスバー」です。

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学生にはまだ難しいとも思うので、聴き慣れた方法で行っていきましょう。

SOAPで報告しよう!

記録と言えばSOAP、SOAPと言えば記録・・・切っても切れない存在ですね。

  • S:患者の言動
  • O:客観的情報
  • A:評価
  • P:計画

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報告のコツ

  • SOAP、SBARで報告する
  • 情報の報告だけで終わらずに、必ず次の計画まで伝えて、必要なら指導して貰う
  • 報告の際は、患者と自分の氏名を名乗り、報告しても大丈夫か看護師に伺う
  • 報告の最後には疑問符や、意見などで終わらせて、相手の反応を求める

情報収集・立案

Bad

  1. 学生:「Oが観察され、Sと言っていました。」
  2. 看護師:「ん?それだけ?」

Good

  1. 学生:「Oが観察され、Sと言っていました。この方は、〇〇で入院していて、△△となる危険性も考えられるので、次回からは◇◇に気を付けながらPを行っていきたいと考えますが、どうでしょうか?」
  2. 看護師:「ふむふむ、なるほどね。ここは##で、%%した方が良いかもね!」

赤字の「思考過程」部分が「A」になります(以下略)。

計画実践時

報告の段階で中止や解決まで言う必要は無いと思いますが、考え方として載せておきますね。

Good

  • 継続:「Oが観察され、Sと言っていました。この方は、〇〇で入院していて、△△となる危険性も考えられましたが、◇◇に気を付けながらPを行ったところ、△△などの症状は無く援助が行えました。==より、引き続き継続して援助を行っていきたいと思いますが、どうでしょうか?」
  • 中止:「Oが観察され、Sと言っていました。この方は、〇〇で入院していて、△△となる危険性も考えられ、◇◇に気を付けながらPを行おうと思いましたが、本日$$になってしまいました。==より、看護計画が不適切だと考えられるので、中止にしたいと思いますが、どうでしょうか?」
  • 解決:「Oが観察され、Sと言っていました。この方は、〇〇で入院していて、△△となる危険性も考えられましたが、◇◇に気を付けながらPを行ったところ、△△などの症状は無く援助が行えました。==より、計画は達成されたので解決にしたいと思いますが、どうでしょうか?」

バイタルサイン・検査値など

  • Bad:数値だけ報告する。
  • Good:「熱が〇〇度、血圧が△/◇、脈拍が&&、呼吸が%%でした。$$(S・O)などより、異常は無いと判断します(又は異常と判断して、〇△が必要だと考えられます)。指導願います!」

簡単にまとめましたが、こんな感じです。

反省・スルー

担当看護師や指導者が理不尽な態度だったら・・・?

え?何で?アーダコーダ、ピーチクパーチク!

実習中、指導者などの態度を理不尽に感じることも多いと思います。

まずは自分に非が無いか考えてみましょう。

考えてみて、全く心当たりが無ければ第三者に相談しても良いと思いますが、考え過ぎない様にしましょう。

反省点が無ければ、そんな出来事は思い切ってスルーです!

この先もスルースキルは重要ですよ。

色々と大変だと思いますが、頑張りましょう!

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