【漫画学習】アンサングシンデレラ第11話＜ネタバレ＞でインフルエンザについて学ぼう！

漫画のストーリーを参考に、ネタバレも含めて楽しく解説・学習していきます！

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当記事で分かること

第11話＜ネタバレ＞
インフルエンザとは
抗インフルエンザウイルス薬について

Unsung Cinderella

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＜Contents＞

アンサングシンデレラ第11話＜ネタバレ＞：インフルエンザとは

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11話はインフルエンザを題材に物語が進んでいきます。全国で220万人の推定患者数と44都道府県で警戒レベルが発せられます。薬局の受付にインフルエンザに感染した患者がタミフル®を受け取りに来ますが、マスクを外して話し掛けてきます。

「予防接種しているのに、金の無駄だった」と言いますが、そもそもワクチンは感染を完全に予防できないこと、重症化を防ぐこと、手洗いやマスクの着用が重要なことを伝えます。

インフルエンザは冬に流行するのが特徴で、インフルエンザウイルスによって感染します。インフルエンザ菌とは違うので、注意しましょう！冬に流行する理由として、寒冷によって換気が不十分になったり、乾燥して湿度が下がってしまうことなどが挙げられます。これによって部屋に滞留して、フワフワと浮遊してしまいます。

注意ポイント

タミフル®は以前に「異常行動」が問題となって話題になりましたが、これは合併症でタミフル®は関係無かったのです。2018年に11年の時を経て、処方可能となりました。

型・抗インフルエンザウイルス薬

型

A型：元々鳥に感染していたので鳥インフルエンザとも言われます。豚にも感染し、突然変異によって世界的に大流行（パンデミック）を起こす危険性を持っています。
B型：A型よりは感染力が弱く、人同士の感染と小流行や消化器症状を特徴とします。
C型：感染力や症状が一番弱く、通常は自然に治癒します。

抗インフルエンザウイルス薬

主に飛沫感染・接触感染などを起こすので、マスク・手指衛生・含嗽などが重要になります。

内服薬
吸入薬
点滴薬

オセルタミビルリン酸塩（タミフル®）：1日2回5日間
バロキサビルマルボキシル（ゾフルーザ®）：初回1回

ザナミビル水和物（リレンザ®）：1日2回5日間
ラニナミビルオクタン酸エステル水和物（イナビル®）：初回1回

ペラミビル水和物（ラピアクタ®）：初回1回15分掛けて

合併症・解熱鎮痛薬

注意：NSAIDs

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注意ポイント

インフルエンザは高齢者で肺炎を、小児ではインフルエンザ脳症（異常行動）を合併し易いです。NSAIDsを使用することで脳症の増悪を招く危険性が示唆されています。急激な脳浮腫や肝臓の脂肪変性を来すReyeライ症候群との関係性も指摘されているので、アセトアミノフェンが推奨されます。近医・薬剤師に相談しましょう！

アセチルサリチル酸：アスピリン®・バファリン®など
メフェナム酸：ポンタール®など
ジクロフェナクナトリウム：ボルタレン®など

アセトアミノフェン

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アンサングシンデレラ第11話＜ネタバレ＞：嵐の午前が終わる

午前を終え、インフルエンザの患者対応で疲弊して昼休憩に入ります。人手不足で吸入の指導などを行えず、作中の病院ではタミフル®を第一選択で処方しています。後輩薬剤師「羽倉」は、「インフルエンザで騒ぎ過ぎだ」と言います。

「マスコミによって不安が煽られて、国民が受診して、関節痛なども無く軽症の風邪の可能性も考えられるのに、わざわざ病院に来てインフルエンザを貰いに来ているようなものだ」と…。「瀬野」は、「患者は不安と焦りを抱えて受診する」「俺たちにはそれを受け止める義務があるんだよ」と諭します。

流行シーズン前に、メディア・SNSなどで上手く予防医学を呼び掛けられるシステムを作ってくれると医療従事者も助かりますね。

アンサングシンデレラ第11話＜ネタバレ＞：患者家族の訴え

そんな中、「羽倉」のところに74歳女性の娘が窓口にタミフル®を受け取りに来ます。その人は以前に吸入薬を使って著効したと希望しますが、患者本人が咳嗽が強くて吸うのは難しいと説明すると「タミフル®は危険でしょう！」と大声を挙げます。薬剤師の説明より、インターネットの記事を信じている患者家族に疑念を抱きます。

その時、「葵」がフォローします。食事・水分も気持ち悪くなって摂取が難しいと聴き、点滴投与の提案をします。それと一緒に、抗インフルエンザウイルス薬も点滴のラピアクタ®に変更できるか医師に確認します。「羽倉」は毎回対応することに疑問を抱きますが、「葵」は「説得より納得だよ」と「瀬野」の言葉をパクって諭します。

真実を見極めるファクトチェックは大事ですよね。私も気を付けねば！いつの間にか周囲に流されていること…経験無いですか？