
ポイント
2020年はウイルス騒動で在宅も多いと思って、Pecuteの折り畳みプールを購入してみました。自宅用プールで迷っている方は是非参考にしてください!

<Contents>
家庭用プール
色々な通販で見ても、とても種類が多くて迷いますよね。庭が大きい方は何でも置けちゃうので、財布と相談して好きなのを買っても良さそうです。今回は小さめのプールの紹介です。

汎用性
最初に考えたのがプール以外でも使えるか?
夏だけ使って他の季節は使わないんじゃ勿体無いですし、場所も取るので結構重要視しました。その点、この製品は玩具入れやペット用のバスタブなどにも使えます。
利便性
持ち運びや収納なども加味しました。空気入れは不要で折り畳むだけ、専用のバッグも付いていて運ぶのも便利で収納もスペースは取らないです。水の排水も引っ繰り返さずに横口の排水口から捨てられます!
大きさ・値段・色
直径60cm(S)・直径80cm(M)・直径120cm(L)・直径160cm(XL)の4種類と豊富です。ベランダが160cmも無いので、私は(L)を購入しました。色は緑と青で、サイズによりますが、5,000円前後です。
配送・収納後まで
- 段ボールに透明のフィルムに包まれて、特に問題無く運ばれてきました。
- チャックと手提げが付いた黒袋の中に本体が入っています。
- 説明書は英語ですね(笑 広げるだけなので問題無いです。
- ペット兼用プールで売っているので、中にはブラッシング用のゴムブラシも入っています。
- 修繕用のシールも2枚ずつ入ってます。
- 収納も簡単で、袋に入れて保管できます。
Good
- 子どもやペットなどを主に使いたい人(大人も混じる場合は、最低でも120cmは欲しいですね)
- シンプルが良い人
- 別の場所に持ち運んで使いたい人
- プール以外でも使いたい人
- 排水を楽に行いたい人
要検討
- ギミック(滑り台、飾り、噴水など)が欲しい人
- 大人も混じって大勢で遊びたい人
- 全身を浮かせたい人(大人)
塩素消毒について
ここで気になるのは消毒についてです。プールの臭いで御馴染みの「塩素」ですが、これは細菌の増殖を抑える働きを持ちます。医療現場でも消毒剤として用いられるメジャーな消毒液で、芽胞(バリア)によるアルコール耐性の雑菌にも効果を示します。
推奨濃度は0.4-1.0ppmです
濃度は0.4ppm~1.0ppmが推奨されています。但し0.4ppm未満は塩素を足す領域で、塩素は紫外線・水温・時間・人数などで変動するので、少し高めの1.0ppm弱が望ましいです。
「ppm」とは「parts per million」の略で、1/100万です。ここでは濃度を表します。「ppm=mg/L」です。
- 1mg=1/1000g=1/100万Kg
- 1L=1Kg

全てのものは毒であり、毒でないものなど存在しない。
その服用量こそが毒であるか、そうでないかを決めるのだ。パラケルスス(Paracelsus)
と、1500年代に活躍したスイスの医師の言葉を借りましたが、用法・用量を守れば大丈夫です。普段飲んでいる水ですら、大量に飲めば「水中毒」と呼ばれる状態に陥り、重症な場合は命の危険に晒されます。
水道水はそもそも塩素で消毒されていて、ミネラルウォーターよりも安全基準が高いです。水道水を避ける人も居ますが、水道水が危なければ世界トップクラスの平均寿命にはならないと思います。
と言うことで、塩素消毒は腸炎を起こす病原性の「大腸菌」や寄生虫などから人々を守る為に重要なんですね。塩素は適切に使えば、水・湯の細菌繁殖を抑えてくれる上に人体も守ってくれます。
注意ポイント
エアロゾルを噴射する遊具を使う場合は、レジオネラ菌にも注意が必要です。肺炎の起炎菌として有名で、温泉施設などで集団発生する重症肺炎を起こします。

ポイント
ピューラックス®は医療現場でも用いられる消毒(次亜塩素酸ナトリウム)です。元々「6%」に希釈されているので、100mL中に次亜塩素酸ナトリウムが6g入っている計算になります。6%=60,000ppmなので、6%のピューラックス®を1/6万(1ppm)の濃度に薄めていきます。
1L=1000mLなので、60Lに1mLで1ppmとなります。ここで、浴槽は大体200Lと言われています。家庭用のプールは100L以上は入ると思うので、180Lでは3mL程度で大丈夫です。キャップ1杯が10mLなので、適当に半分程度で大丈夫です。
- 1%=10,000ppm

-
-
グラム陰性菌(大腸菌・緑膿菌など)の種類・特徴・抗菌薬などについて<看護・国家試験>
続きを見る
-
-
【肺炎】原因・分類・症状・検査・治療などについて<看護師国家試験>
続きを見る
塩素を使うポイントとは
ポイント
今回示したガイドラインは「遊泳プール」なので、家庭で単独・少人数で当日入る分には各家庭の判断で良いと思います。お風呂なども数日使い回す家庭も多いですし、そこまで神経質にならずに状況を見て判断しましょう。
- 水質:水道水以外を利用する場合などは塩素を検討する
- 使用人数:人数が多ければ、その分大腸菌なども混入する可能性が高まり、濃度も薄まります
- 水量:大きいと毎日の入れ替えは手間と水道代が掛かります
- 使用日数:時間が長ければ菌の増殖が起こり、塩素の効果も薄まります
- 設置環境:外・埃・土・虫・動物などにもよります
- 子ども:子どもは訳も分からず口に入れてしまうので、保管場所には気を付けましょう
- トイレ:特に排便後はプールの半身浴と同様、きちんと洗った方が良いです

多少濃度が高そうですが、性質上次の日には濃度が薄くなっているので、水を足しながら使用して間が空く場合は交換する感じです。
高濃度の塩素が付着した場合は?
すぐに洗い流しましょう。蛋白質を溶かす性質を持っているので、特に眼に入った場合は流水で入念に洗い流します。心配な場合は眼科に行きましょう。